バレエ教室

初心者でも安心!トゥシューズの選び方やおすすめ商品を紹介

バレエをイメージした時に、つま先で立つ姿を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?本記事では、バレリーナのつま先立ちを可能にしているシューズの秘密をご紹介します。これからトゥシューズを履く方にぴったりのおすすめトゥシューズも紹介しているので、バレエに興味をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

バレリーナがつま先立ちで踊るには、トゥシューズと呼ばれる特殊な靴が必須です。そこで今回は、バレリーナの必須アイテムのひとつであるトゥシューズについてご紹介します。

トゥシューズとバレエシューズの違いやトゥシューズの選び方、トゥシューズの定番ブランドも紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

  1. トゥシューズとは
  2. トゥシューズとバレエシューズの違いは?
  3. トゥシューズを履くのは先生の許可を得てから
  4. トゥシューズの選び方
  5. トゥシューズの定番ブランド

トゥシューズとは

トゥシューズとは、バレリーナがつま先立ちで踊るために作られたバレエ専用の靴のことです。シューズの先端に入っている固く平らな詰め物によって、足指をまっすぐ伸ばした状態でのつま先立ち(ポワント)が可能になります。

トゥシューズが登場したのは、ロマンティックバレエがブームとなった19世紀のこと。トゥシューズが広まった理由は諸説ありますが、バレリーナたちが「誰よりも天に近づこうとした」「より繊細で軽やかな表現を追い求めた」ためではないかと考えられています。

トゥシューズとバレエシューズの違いは?

バレエのレッスンでは、トゥシューズとバレエシューズの異なる2種類のシューズを用います。トゥシューズとバレエシューズはまったくの別物であり、トゥシューズが全体的に硬く複雑な構造をしているのに対し、バレエシューズは布や革などの素材で作られているため素足に近い感覚で履くことができます。

トゥシューズの先端には平たくなった部分(プラットフォーム)があり、形・幅・角度は商品によってさまざまです。ちなみにバレエシューズはバレエのレッスンを受ける人全員が履けますが、足に大きな負担がかかるトゥシューズは訓練を積んだダンサーしか履けません。

トゥシューズを履くのは先生の許可を得てから

スタジオでバレエを習うと、まずバレエシューズでのレッスンからスタートします。そしてバレエシューズでのレッスンを重ねて体幹を鍛えて、足だけに体重がかからない体を作り上げてからトゥシューズを履けるようになります。

なお、トゥシューズはバレエスタジオの先生の許可を得なければ履いてはいけません。筋力不足の状態でトゥシューズを履いてしまうと、骨折やねん挫などのケガにつながるだけでなく、ケガなくつま先立ちができたとしてもバレエにふさわしくない位置の筋肉が肥大してしまい、間違った立ち方の癖がつく可能性が高いため注意が必要です。また、国際ダンス医科学学会は12歳以下のトゥシューズの着用を推奨していません。

ちなみにトゥシューズは自分ひとりで選ぶのではなく、スタジオの先生かバレエ用品店のシューフィッターに選んでもらうようにしましょう。誤ったトゥシューズを選んでしまった場合、上手く踊れないだけでなく骨折やねん挫などのケガのリスクが高まるので注意してください。

トゥシューズの選び方

トゥシューズにはさまざまな商品があり、ポワントで立つときに床に接するプラットフォームの面の広さや硬さなどが異なります。また、ほとんどのトゥシューズが手仕事で作られているため、たとえ同じ種類の同じサイズのものを購入したとしても、履いて立った時の感覚が違うということもめずらしくありません。

そこで、ここからはトゥシューズを選ぶ際のポイントをご紹介します。

①足タイプに合っているか

私たち人間の足は、大きく3タイプに分けられます。具体的には、親指が最も長い「エジプト型」、人差し指が最も長い「ギリシャ型」、指の長さがほとんど同じ「スクエア型」があり、足タイプに合わないトゥシューズを選んでしまうと履き心地がしっくりこないことも。

②サイズが合っているか

同じサイズのトゥシューズであったとしても、ブランドが違えば履き心地や感覚が変わってきます。トゥシューズを選ぶ際は、足の長さだけでなく横幅やトゥシューズを履いたときの空間などもチェックしてもらいましょう。

トゥシューズの定番ブランド

足の形や筋力などによって、合うと感じるトゥシューズはまさに十人十色です。そのため、まずは定番ブランドのトゥシューズをフィッティングしてみて、履き心地を確認してみるのがおすすめです。

Grishko(グリシコ)

Grishko(グリシコ)は、ロシアで伝統的な手作りを継承しながらシューズとウェアの製作をしているブランドです。

Grishko(グリシコ)のトゥシューズの特徴は、硬く安定感に優れていること。消音効果を施したシューズもあり、Grishko(グリシコ)のトゥシューズを愛用しているプロダンサーは少なくありません。

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Chacott(チャコット)

言わずと知れたバレエ・ダンス用品ブランドChacott(チャコット)。Chacott(チャコット)のトゥシューズは硬さと柔らかさを両立した履きやすさが特徴で、トゥシューズ初心者にもおすすめです。

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SYLVIA(シルビア)

SYLVIA(シルビア)は、Chacott(チャコット)と同じくらい有名なバレエ・ダンス用品ブランドです。SYLVIA(シルビア)のトゥシューズは安定感に優れており、Chacott(チャコット)のトゥシューズを履きつぶした後に試すバレリーナが多い印象です。

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BLOCH(ブロック)

BLOCH(ブロック)は、1932年にオーストラリアのシドニーでヤコブ・ブロックが創業したブランドです。BLOCH(ブロック)の原点はトゥシューズにあり、軽快かつしなやかな踊りを好むバレリーナに愛されています。

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まとめ

トゥシューズにはさまざまな種類があり、各ブランドが「立ちやすく痛くないもの」を目指して改良を重ねています。そのため「自分の足にぴったり!」と思うトゥシューズが見つかるまで、いろんなシューズを履いてみてくださいね!

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