新世代の黒人アーティスト「ダニー・ハサウェイ」のおすすめ楽曲15選!
アメリカのソウルシンガー「ダニー・ハサウェイ」について、プロフィールや経歴、おすすめ楽曲を含めてご紹介します。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」にも選出されている「ダニー・ハサウェイ」。彼がなぜここまで注目されるシンガーだったのか、おすすめ楽曲と一緒にご紹介します!
プロフィール
https://www.facebook.com/DonnyHathawayOfficial/photos/
1945年イリノイ州シカゴ生まれのソウル・シンガー、ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway)。彼は幼い頃から聖歌隊で歌っており、ハワード大学に進学してクラシックを学んだそうです。
大学卒業後は作曲家、ミュージシャンとしてカーティス・メイフィールドらの下でキャリアを積み、1969年にソロデビューを果たしました。洗練されたシャウトをしない音楽スタイルは、当時の常識を覆し、新世代の黒人アーティストとして脚光を浴びました。
1971年にはロバータ・フラックとのデュエット曲「You’ve Got a Friend」がヒットを記録、1972年にはソロ・アルバム『Live』が全米18位となり、聴く人に鮮烈な印象を与えました。同年リリースの「This Christmas」は、21世紀になってからも各ラジオ等でオンエアされています。
しかし、1973年に妄想型統合失調症と診断されてからは入退院を繰り返し、音楽活動は停滞してしまいます。そして1979年、彼は滞在中のホテルから身を投げ、短い生涯を終えてしまいます。公式には自殺とされていますが、妻や友人は事故死だと主張しているそうです。
彼の音楽は没後も評価され、多数のミュージシャンに影響を与えています。
経歴
1970年:Everything Is Everything リリース
1971年:Donny Hathaway リリース
1972年:Roberta Flack & Donny Hathaway リリース
1973年:Extension Of A Man リリース
1980年:Roberta Flack Featuring Donny Hathaway リリース
おすすめ楽曲15曲
- A Song for You
- What’s Going On
- Little Ghetto Boy
- The Ghetto
- Flying Easy
- This Christmas
- You’ve Got A Friend
- I Thank You Baby
- Where Is The Love
- Love, Love, Love
- Brown Eyed Lady
- Valdez In The Country
- Someday We’ll All Be Free
- The Closer I Get To You
- Back Together Again
A Song for You
アルバム『Donny Hathaway』に収録されている楽曲です。元ネタはレオン・ラッセル作曲ですが、編曲のセンスが存分に発揮された名曲です。
What’s Going On
原曲はマーヴィン・ゲイ作ですが、ダニー風にアレンジを利かせたナイスな1曲。機材の進化で臨場感ある音が収録されるようになっても、この絶対的なリアリティには到達できないと言われているそうです。
Little Ghetto Boy
アルバム『Come Back Charleston Blue』に収録されている楽曲です。貧困層が住むエリア「ゲットー」に向けたメッセージが込められています。
The Ghetto
目を背けたくなるほど悲惨なゲットーの様子を描いた内容です。後にローリング・ストーン誌はダニー・ハサウェイが亡くなった時、「ソウル・ミュージックを牽引する期待の新星として彼を知らしめた曲」と書き記しています。
Flying Easy
キレキレなギターとサウンドが特徴の代表曲です。軽快なリズムでノリノリな1曲に仕上がっています。
This Christmas
1971年リリース、アルバム『Donny Hathaway』に収録されている1曲。温かく優しい歌声が気分を盛り上げてくれる、クリスマスの定番曲。
You’ve Got A Friend
盟友ロバータ・フラックとの初コラボ曲「You’ve Got A Friend」。伝説とも呼ばれたサード・アルバム『Live』に収録されています。