若くして来世へ旅立ったラッパー「Juice WRLD」を紹介!

ラッパーJuice WRLDのプロフィールを紹介いたします。経歴、名曲紹介、Juice WRLDのラップスタイルについて、死因について、全米連続1位を成し遂げた死後のアルバム『Legends Never Die』についてなど、幅広くご紹介していきます。

若干21歳という若さでこの世を去った伝説のラッパーJuice WRLD。

今回はJuice WRLDの経歴やプロフィールを始め、彼のラップスタイルや死因についてなどの情報をピックアップしてお送りしていきたいと思います!

Juice WRLDのプロフィール

Juice WRLD(ジュース・ワールド)は本名Jarad Anthony Higgins(ジャラド・アンソニー・ヒギンズ)。1998年12月2日生まれ(2019年12月8日没)の、シカゴ出身のラッパーです。厭世感や内省的な感情をリリックに落とし込む「エモラップ」の代表的なラッパーの一人でもあります。

別れの精神的な苦悩を語ったシングル「Lucid Dreams」は大ヒットを記録し、YoutubeのMV視聴回数は5億回、Spotifyでの再生回数は10億回を超え、代表曲としても広く知られています。

初期にはオンライン上にトラックを投稿し注目を集め、代表曲「Lucid Dreams」を収めるミックステープ『Juice WLRD 999 EP』へと繋がります。

2018年には初の公式デビュー・フル・アルバムとなる『Goodbye & Good Riddance』をリリース。こちらにも「Lucid Dreams」や、それまでの代表曲「All Girls Are the Same」が収録され、ビルボードホット200で15位を記録します。

さらに2019年、全米ナンバー1を記録した2ndアルバム『Death Race for Love』をリリース。カナダでも1位を記録し、ゴールド認定もされました。

しかし2019年の12月、シカゴのミッドウェイ国際空港で医療上の緊急事態に見舞われ、21歳と言う若さで亡くなりました。人気絶頂の最中でもあり、その時点でもいくつかのシングルはビルボード・ホット100へチャートインもしていました。

その後、死後のアルバムとなった2020年の『Legends Never Die』は、前作に続く全米1位作品となり、死後もその存在感や人気は大きなものであったことが証明されています。

Juice WRLDの経歴

アルバム

・2018年『Goodbye & Good Riddance』
・2019年『Death Race for Love』
・2020年『Legends Never Die』

ミックステープ

・2015年『What Is Love?』
・2018年『Wrld on Drugs(with Future)』

EP

・2016年『Juiced Up The EP』
・2017年『Affliction』
・2017年『Heartbroken in Hollywood 9 9 9』
・2017年『JuiceWRLD 9 9 9』
・2017年『BingeDrinkingMusic』
・2017年『Nothings Different』
・2018年『Too Soon..』
・2018年『Up Next Session: Juice Wrld』

Juice WRLDの名曲

Lucid Dreams

2018年リリース。アルバム『Goodbye & Good Riddance』、ミックステープ『JuiceWRLD 9 9 9』に収録。Juice Wrld最大のヒット曲ともいえる一曲で、YoutubeのMV視聴回数は5億回、Spotifyでの再生回数は10億回を超え、マルチプラチナディスクの記録を持つ一曲です。

Robbery

2019年リリース。アルバム『Death Race for Love』に収録。この曲は彼のヒットシングル「Lucid Dreams」を手掛けたNick Miraによってプロデュースされた曲で、この曲は愛と失恋がテーマとなった叙事詩的な歌になっています。

Armed & Dangerous

2018年リリース。アルバム『Goodbye & Good Riddance』に収録。この曲は、コペンハーゲンやアムステルダムでのコンサートで披露され、MVはライブのクリップを中心に構成されています。

Bandit ft. NBA Youngboy

2019年リリース。ラッパーのNBA Youngboyをフィーチャーした曲で、Juice Wrld生前の最後の新曲として提供された曲です。ビルボード・ホット・100チャートで10位を獲得したヒット曲で、NBA Youngboyとしてもの自身のチャート最高位のシングルとなった曲でもあります。

All Girls Are The Same

2018年リリース。アルバム『Goodbye & Good Riddance』に収録。この曲は、過去の交際相手の嘘に傷ついたこと、悲しみに対処するためにハードリカーを飲んでいたことなどが描かれています。また、Lil Yachtyが参加したリミックスバージョンも存在しているようです。

叙事詩的なテーマを歌い続けたエモラッパー

Juice WRLDは、メロディアスなラップと、10代の頃の別れの苦悩を綴った曲「Lucid Dreams」や、麻薬や暴飲暴食へ言及した、暗い叙情的なテーマ性のある曲「Lean Wit Me」などの代表曲で知られるエモ・ラップを代表する人物です。

エモラップとは

そもそも「エモラップ」の「エモ」というのが、

エモ(英: Emo[ˈiːmoʊ], 「イーモウ」がより原語に近い)は、ロックの形態の一種である。精神的・音楽的にハードコア・パンクにルーツを持つことから、エモーショナル・ハードコアと呼ばれることもある。「エモい」というスラングは元来、本ジャンルやそれに近しい音楽性を形容する際に用いられたが、そこからさらに転じて、感傷的、情緒的、得も言われぬ感情を表す形容詞としての用法が若者言葉として定着した。ウィキペディア(Wikipedia)

という意味を持った言葉であり、鬱、孤独、不安、薬物乱用、ニヒリズム、自殺、傷心などに焦点をあてるリリックが特徴的です。

また、それまでのラッパーのリリックにもよくあった「金、女、強さ」のような男らしさを表すようなものと対照的に捉えられていたりもするようです。

Juice WRLDならではのスタイルの確立

Juice WRLDの音楽はその中でも「傷ついた感情や心」に焦点を当てたものが多く、これに加えてトラップサウンドや、短いフックを多用するといった要素なども加わって、新たな角度の先進的なスタイルとも称されていたようです。

しかしながら、そういった叙事詩的な作品を作る裏側で、ヒップホップの伝統的な側面をもつ「フリースタイル」を披露することのできる、現代ラッパー(SoundCloudラッパー)の数少ない人物と言われていて、彼の楽曲とはテイストの違う、ヒップホップクラシック曲である、

・Mobb Deepの「Shook Ones」
・The Notorious B.I.G.「Unbelievable」

などのトラックで言葉遊びを披露するという、伝統への理解や恩義を感じられるという姿も見せていることからも評価を受けていたようです。

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