京都出身のラッパー「Daichi Yamamoto」を紹介!オススメ曲10選も
京都出身でロンドンでの留学経験も持つラッパー「Daichi Yamamoto」を紹介します。プロフィール、ディスコグラフィ、名曲紹介、最近のメディアでの活動についてなどを紹介していきます。
注目のメディアや企業とのタイアップ
2020年に入り、彼の活躍は大衆が目にするメディアにも取り上げられるようになりました。
大正製薬「リポビタンD」のCMソング
バスケットボール選手の八村塁選手が出演した大正製薬「リポビタンD」のCMソングには、新作『Elephant In My Room』に収録された楽曲「Splash」が起用されました。これについて本人は、
今回の収録曲は、実際にCMで使用された楽曲からは微妙にアレンジが加わっているので、聴き比べてみても面白いかもしれないですね。I-D MAGAZINE
と『Elephant In My Room』収録バージョンのとの違いを語られています。
Netflix「日本沈没2020」の楽曲参加
2020年7月9日にNetflixにて全世界独占配信されたアニメシリーズの楽曲に、Daichi Yamamotoが、小野賢章、花譜、向井太一、KEN THE 390らのアーティストとともに参加しています。
この作品は、2020年東京オリンピック終了直後に日本で起きた巨大地震の顛末が描かれていて、監督の湯浅政明氏は、
『日本沈没2020』には「失って初めてわかる、日々享受されているものの尊さ」というテーマが込められている。
それは、(コロナ禍にある)現代社会のひとりひとりの胸の中にあり、誰もがこの作品の主人公になり得る。
この「シズマヌキボウ」を通じて、今を生きる人々の悩みや葛藤、そして何より希望への歩みの力強さを感じてもらえれば嬉しい。『日本沈没2020』スペシャルPV「シズマヌキボウ」 Full ver. – NETFLIX
と想いを述べており、そういった部分も合わせてリリックを読み解くと、また深く味わえるかもしれません。
父親は京都老舗CLUB METROのオーナー
彼の父親は、京都老舗CLUB METROのオーナーであるニック山本氏で、音楽関係者の間ではよく知られている人物なのだそうです。
5歳の頃からクラブに連れられたり、ジャマイカの現地のラジオを録音した音源を家でかけていたりと、当たり前のように音楽が周囲にある環境で育った彼が、日本のヒップホップを聴くようになったのは、高校生の時にMETROで観たShing02さんのライブがきっかけなのだそうです。
おわりに
Daichi Yamamotoについてご紹介いたしました。
EYESCREAMの「Daichi Yamamoto×JJJ対談」でJJJは
「アルバムが証明していると思うんですけど、ハウスにトラップ、ブーンバップ、どのジャンルでも自由自在というか、なんでも出来そうな柔軟性が際立っていますよね。あと、古風な日本語使いかな。ちょっと京都を感じるんですよ(笑)。」EYESCREAM
とファースト・アルバム『Andless』について述べていて、これを知るだけで作品の楽しみ方がグッと深まるなと感じました。色々な聴き方があると思いますが、是非こういった背景も踏まえて聴いてみて彼の作品に触れてみて欲しいと思います!