新旧世代の架け橋!ラッパー「J.Cole」の凄さとは?
ラッパーJ.Coleの凄さについてを掘り下げます。プロフィールや、ヒット曲の紹介を交えつつ、これまでの活動や活躍を元にJ.Coleの凄さについてを考察していきます。
J. Coleの魅力について
5枚のアルバムは全てチャートトップを獲得
J.Coleはこれまでに、
・2011年『Cole World: The Sideline Story』
・2013年『Born Sinner』
・2014年『2014 Forest Hills Drive』
・2016年『4 Your Eyez Only』
・2018年『KOD』
これら5枚のアルバムをリリースしており、この5枚のアルバム全てにおいて「US Billboard 200」チャートのトップに立つという偉業を成し遂げています。また、『KOD』にいたっては、米国のみならず、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどのチャートでもトップを獲得しています。
更に、これらの5作品は全て「全米レコード産業協会(RIAA)」からプラチナ認定も受けています。
9枚のチャートトップ40のシングル曲を持つ
J.Coleがメジャーデビュー後リリースしたシングルは、これまでに9つのシングル曲がチャートのトップ40にリストインしました。
リリース | 曲名 | 順位(Billbord Hot100) | 収録アルバム |
---|---|---|---|
2011年 | 「Work Out」 | 13位 | 『Cole World: The Sideline Story』 |
2013年 | 「Power Trip」 | 19位 | 『Born Sinner』 |
2013年 | 「Crooked Smile」 | 27位 | 『Born Sinner』 |
2015年 | 「No Role Modelz」 | 36位 | 『2014 Forest Hills Drive』 |
2017年 | 「Deja Vu」 | 7位 | 『4 Your Eyez Only』 |
2017年 | 「Neighbors」 | 13位 | 『4 Your Eyez Only』 |
2018年 | 「KOD」 | 10位 | 『KOD』 |
2018年 | 「ATM」 | 6位 | 『KOD』 |
2019年 | 「Middle Child」 | 4位 | 『Revenge of the Dreamers III」 |
Jay-Zのレーベル「Roc Nation」と契約した最初のアーティスト
Roc Nation(ロック・ネイション)は、ラッパーのJay-Zが主宰するレコードレーベル(エンターテイメント会社)で、Alicia Keys、Mariah Carey、Meek Mill、J. Cole、Rihannaなどをはじめ、多くの著名アーティストが所属するヒップホップ、R&Bの大手のレーベルでもあります。
J.Coleは、今や業界でも注目されているこのレーベルの初めて契約したアーティストであり、レーベルからリリースのミックステープ『The Warm Up(2009)』と、この注目の契約によって、当時の「UMAの男性アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞したそうです。
音楽レーベル「Dreamville」の主宰者でもある
Dreamville Recordsは、2007年にJ. ColeとマネージャーのIbrahim Hamadによって設立された音楽レーベルです。
Ari Lennox、Bas、Cozz、Omen、Lute、JID、EarthGang、Coleなど、USでも注目のアーティストが所属しています。
レーベルの3枚目となるコンピレーション・アルバム『Revenge of the Dreamers III』はビルボード・ホット200で1位を獲得し、初週で11.5万枚を売り上げました。
また、このアルバムはプラチナ認定も受けた他、2020年のグラミー賞で「ベストラップ・アルバム」にノミネート。さらに楽曲「Middle Child」と「Down Bad」は「ベストラップ・パフォーマンス」にノミネートされています。
派生組織の運営もしている
2011年には非営利団体であるドリームビル財団(The Dreamville Foundation)を設立。この財団はJ.Coleの故郷、ノースカロライナ州フェイエットビルの「チャンスの世界と都会の若者との間の『橋渡し』をするために設立された」という財団で、学童に物資を提供するなど、若者の支援を中心に慈善活動を行っているそうです。
また、年に一度の祭典「Dreamville Festival」や、複合メディア企業で子会社である「Dreamville Ventures」の運営、オリジナルコンテンツなどを制作するコンテンツスタジオ「Dreamville Studios」の運営なども行っています。
おわりに
J.Coleについて紹介いたしました。楽曲についてはご紹介したものは本の一部ですし、近々(2021.1月現在)では「Lewis Street」という2曲入りシングルをリリースしているので、気になる方は是非チェックしてみてください!