今さら聞けないBTSが世界的アイドルになるまでの軌跡!おすすめ曲10選も
韓国7人組ボーイズバンドグループ「BTS」が世界的アイドルになるまでの軌跡を紹介。デビューから現在までの彼らを振り返り、BTSがなぜここまで人気なのか、その理由に迫ります。おすすめ曲10選や最近話題の「BTS法」についても一緒に解説していきます。
韓国、アジアの枠を超え、世界で活躍する7人組ボーイズバンドグループ「BTS」。
言うまでもなく誰もが認める人気な彼らですが、そんなBTSはどのようにして世界的アイドルになったのか、その軌跡に迫っていきたいと思います!
さらにおすすめ曲10選も合わせ、ボリューミーな内容でお送りしていきたいと思います!
BTSのプロフィール・経歴
BTS(防弾少年団)は、2010年に結成。2013年にBig Hit Entertainmentからデビューした、韓国の7人組ボーイズバンドグループです。
アジアを始め、今や北米、ヨーロッパ、南米、中東などワールドワイドに人気を博しており、世界でも最も成功した韓国のアイドルグループとなりました。
歌唱力はもちろんのこと、エネルギッシュでスキルにも隙のないダンス、共感を誘う内省的な歌詞は今も尚世界中で多くの熱狂的なファンを生み出しています。
また、アメリカビルボードチャート、イギリスオフィシャルチャート、日本のオリコンチャートなど各国を代表するチャートから、iTunes、Spotify、Apple Musicと世界でも隔たりのないチャートも席巻し、『第62回グラミー賞』では韓国人歌手として初となるパフォーマンスを披露。
さらに、現地時間2021年3月14日開催の『第63回グラミー賞』では、楽曲「Dynamite」がノミネートされ、2021年ももれなく世界中の注目が集まっている7名です。
メンバー
JIN (ジン)
誕生日:1992年12月4日
出身地:韓国京畿道
身長:179cm
体重:60kg
血液型:O型
担当:ボーカル
SUGA (シュガ)
生年月日:1993年3月9日
出身地:韓国大邱
身長:176cm
体重:57kg
血液型:O型
担当:ラップ
J-HOPE (ジェイホープ)
生年月日:1994年2月18日
出身地:韓国光州
身長:177cm
体重:59kg
血液型:A型
担当:ラップ・ダンス
RM (アールエム)
生年月日:1994年9月12日
出身地:韓国京畿道
身長:181cm
体重:64kg
血液型:A型
担当:ラップ、リーダー
JIMIN (ジミン)
生年月日:1995年10月13日
出身地:韓国釜山
身長:175cm
体重:60kg
血液型:A型
担当:ボーカル・ダンス
V (ブイ)
生年月日:1995年12月30日
出身地:韓国大邱
身長:178cm
体重:58kg
血液型:AB型
担当:ボーカル・ビジュアル
JUNGKOOK (ジョングク)
生年月日:1997年9月1日
出身地:韓国釜山
身長:179cm
体重:61kg
血液型:A型
担当:ボーカル・ラップ・ダンス
ディスコグラフィ
韓国シングルアルバム
2013年6月『2 COOL 4 SKOOL』
韓国アルバム
2014年8月『DARK&WILD』
2016年10月『WINGS』
2018年5月『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』
2020年2月『MAP OF THE SOUL : 7』
韓国ミニアルバム
2013年9月『O!RUL8,2?(Oh!Are You Late、Too?)』
2014年2月『Skool Luv Affair』
2015年4月『화양연화 pt.1 (花様年華 pt.1)』
2015年11月『화양연화 pt.2 (花様年華 pt.2)』
2017年9月『LOVE YOURSELF 承“Her”』
2019年4月『MAP OF THE SOUL : PERSONA』
2020年11月『BE (Deluxe Edition)』
日本アルバム
2014年12月『WAKE UP』
2016年9月『YOUTH』
2018年4月『FACE YOURSELF』
2020年7月『MAP OF THE SOUL : 7〜THE JOURNEY〜』
世界的トップアイドルになるまでの軌跡
「学校三部作」~ デビュー当時
2013年よりデビューシングルアルバム『2 COOL 4 SKOOL』でデビュー。これを含む、1stミニアルバム『O!RUL8,2?』や2nsミニアルバム『SKOOL LUV AFFAIR』の3作品は「学校三部作」とし、10代の心情などを反映したシリーズ作品としてファンに親しまれました。
中でも、デビュー曲でもある「NO MORE DREAM」や、『Skool Luv Affair』に収録された「Boy in Luv」などは注目を浴びていて、BTSの初期の認知度を高める重要な役割を果たした楽曲でもありました。
「花様年華(青春三部作)」~ 人気はさらに向上へ
2014年には初のフルアルバム『DARK&WILD』をリリース。翌年2015年より、「学校三部作」に続くシリーズ作品「花様年華(青春三部作)」である『花様年華 Pt.1』、『花様年華 Pt.2』、2016年に『花様年華 Young forever』がリリースされます。
これらはBTSの人気を確固たるものとしたシリーズとして知られ、中でも『花様年華Pt1』に収録された「I Need U」は、これまでのヒップホップ志向とは違ったエレクトロニック・ポップ・サウンドへと曲調も変化し、以前のフレッシュさとはまた違ったBTSの魅力が引き出された一曲となりました。
この「青春三部作」。いずれの作品も韓国のガオンチャートでは首位を獲得し、結果的に見てもBTSを人気者に押し上げたシリーズ作品となりました。
「LOVEYOUESELF」~ BTSの舞台は世界戦へ
2016年、2ndフルアルバムである『Wings』をリリース。ここで、これまでとは大きく違っていた部分が「ビルボード200」チャートにBTSとしては初めてデビューしたことです。アルバムはチャートトップ30にデビューし、作品もそれまでの最多売上を記録しました。
アメリカでもさらなるステージに進んでいた彼らは、翌年の2017年に、ジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデらとともにビルボード・ミュージック・アワードで「トップ・ソーシャル・アーティスト」にノミネートされ、賞の新設以来6年連続受賞していたジャスティン・ビーバーをおさえての受賞をもぎ取りました。
そしてこの年から幕を開ける「LOVEYOUESELF」シリーズは、5thミニアルバム『LOVE YOURSELF 承 “Her”』、3rdフルアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』、2ndコンピレーションアルバム『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』から成るシリーズで、『LOVEYOURSELF 承:Her』にはBTSの代表曲ともいえる楽曲「DNA」が収録されました。
また、これらのシリーズ作品では名曲「Fake Love」、「Idol」が生まれた他、「USビルボードホット200チャート」の首位を始めとする、世界の各音楽チャートでも上位に。
これらの功績を称えられ、韓国の文化的影響力を世界に広めるために貢献したとして、BTSの各メンバーは史上最年少で韓国の文化功労賞「花冠文化勲章」が授与されました。
「MAP OF THE SOUL」~ 世界的トップアイドルへ
2019年4月に6thミニアルバム『MAP OF THE SOUL : PERSONA』をリリース。作品に収録されたタイトルトラック「Boy With Luv」ではアメリカ人シンガーのHalseyとコラボレーション。
アルバムは「ビルボード200」の首位を獲得し、BTSはこの1年で3度の全米一位作品をリリースしたことになります。
そして2020年2月、Halsey、Ed Sheeran、Troye Sivan、Siaなど豪華なアーティスト陣もクレジットされた4thフルアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』をリリース。
日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、アイルランド、ニュージーランド、スペイン、イギリスなどなど、20カ国以上でチャート1位獲得し、アメリカにいたっては「ビルボード200チャート」で初登場1位に。
ここに来て遂にBTSはアジアのグループとして初めて、世界のトップ5の音楽市場すべてでチャートのトップに立ちました。
2020年11月には最新アルバム『Be』がリリースされました。本作は、新型コロナにおける世界の情勢を受けて、BTSが作品テーマを「希望の手紙」と表現し、文字通り多くにファンに希望を与えました。
作品にも収録された、特大ヒットソングである「Dynamite」は、リリース後数時間でストリーミング記録を更新。「ビルボード・ホット100」のトップに立ち、「MTVビデオ・ミュージック・アワード」には初登場も実現。
さらに、YoutubeのMV再生回数はわずか5か月あまりで8億回再生を超えるという偉業も達成しています。
BTSがここまで人気な理由
プロのアーティストとしての才覚や力量が凄まじいレベルにある
最近ではアイドルも歌やダンスだけでなく、個性やキャラクターで売り出してバイラルになるアイドルも増えている中、BTSの7人はシンプルにパフォーマーとして、歌やダンスのクオリティがとても高いです。
特にダンスで言えば、あのキレやシンクロ率はプロのダンサーでも力負けするレベルにあるのではないかと思います。
また、彼らは自らが楽曲のディクションやプロデュース側にもまわっていることで作品への厚みが増し、さらに、アイドルのエネルギッシュな部分だけではなく、悩みや苦しみといったメンタル的な部分も表現することで、よりファンに寄り添うアプローチがなされている部分も人気の要因と考えられます。
K-POP自体の人気が相乗効果を生んでいる
現在はBTSだけでなく、SEVENTEEN、EXO、NU’EST、BLACKPINK、TWICE、Red Velvetなど、K-POPの人気の高さというのは日本国内の方々も肌で感じていると思いますが、これは日本に限ったことではなく、アジアをはじめとする他国でも同様で、世界で活躍するK-POPアーティストが年々増えています。
こうした韓国を拠点に活動するアーティストそれぞれが世界で活躍することによって、K-POP自体の需要が世界各地で生まれ、BTSもまたその相乗効果を生み、そして乗っているのは明白だと言えます。
また、「KCON」という韓流文化コンテンツが体験できるコンベンション&コンサートが融合された韓国カルチャーのイベントは、2012年にアメリカのカリフォルニアで開催されて以来、日本、韓国、フランス、オーストラリア、メキシコ、アラブ、タイなど世界各国で開催されており、そういった活躍の場がワールドワイドに広げる環境が整っているのもまたその要因の一つと言えそうです。
アメリカへのアプローチが巧み
BTSが世界でも認められたという大きな要因の一つとして、「ビルボード200チャートでの一位」というのがあげられると思います。
「ビルボード200チャート」はアメリカの週間アルバムチャートのことですが、これは事実上の全米一位であり、韓国アーティストとして史上初。
BTSの音楽はアメリカのトレンドをきっちりと押さえているとも言われていて、ヒップホップから始まり、EDMやポップス、トラップやディスコ・ファンクなど、現地でも好まれるサウンドを主軸に彼らオリジナルの色を出しています。
また、BTSはアメリカのメディアに対しオープンな姿勢をずっととっていたそうで、拡散力のある現地のメディアを味方につけていたというのもアメリカでの成功を掴んだ理由の一つだと考えられています。
次ページでは、BTSの「おすすめ曲10選」と話題の「BTS法」について解説していきます!