ラッパーとハリウッド女優をこなす「オークワフィナ」のプロフィールと経歴を紹介
アジア人女性として初のゴールデングローブ賞を受賞したハリウッド女優「オークワフィナ」の詳しいプロフィールや、出演映画情報をまとめました。
ハリウッド女優もこなすマルチな才能
女優になるまでの軌跡
オークワフィナが女優として活躍する転機が訪れたのは、2018年の「エンド・オブ・ハイスクール」で長編映画デビューを果たした時でした。この映画で彼女の演技を見たゲイリー・ロス監督は、自身の次回作「オーシャンズ8」に彼女を抜擢したのでした。これを皮切りに、オークワフィナはハリウッド女優としてさらに輝かしい経歴を築いていくことになります。
オーシャンズ8(2018年)
オークワフィナの、記念すべき初ハリウッド作品。「エンド・オブ・ハイスクール」での演技を見たゲイリー・ロス監督が、オーディションなしで彼女を抜擢したエピソードは有名です。この映画でオークワフィナが演じるのは、スゴ腕スリ師のコンスタンス。
サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターなどの一流のハリウッド女優にも引けを取らず演技し、持ち前のユニークさが存在感を放っています。彼女自身もこの作品に出演出来たことが嬉しく、公開直後の2018年6月に米MTV Newsのインタビューでは「これまでの自分の人生で2018年がたぶん最高の年」と語っています。
「クレイジー・リッチ!」(2018)
出演者全員がアジア系俳優の映画作品。オークワフィナは主人公レイチェルの大学時代の親友ゴー・ペク・リンを演じました。
本作でもハリウッドで名をつられる大物俳優の中、オークワフィナは堂々と演技し、得意のコミカルさで見るものを虜にします。この映画ではトレードマークの黒髪ロングヘアーではなく、金髪ショートにパーマという容姿で出演しています。
「ジュマンジ/ネクスト・レベル」(2019)
1995年公開の「ジュマンジ」の続編シリーズ第2作。ドウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハート、ジャック・ブラック、カレン・ギランと個性の強いキャスト陣の中で、オークワフィナはゲームのキャラクターであるミン・フリートフット役を演じた。この映画の大ファンだったという彼女は、出演するにあたってナーバスになっていたそうですが、女優歴3年目だったとは思えないほど、圧巻の演技を見せています。
「フェアウェル」
オークワフィナはこの作品で、2020年ゴールデングローブ賞にてアジア系女優として初の主演女優賞を獲得しました。
アメリカにおける映画とテレビドラマの中で最も優れたものに送られる賞で、毎年1月に発表され、アカデミー賞の準備として注目度も高いアワードです。
この作品でオークワフィナは、ニューヨークに住む作家志望の中国系アメリカ人女性ビリーを演じ、ガンで余命3ヶ月の祖母ナイナイと最後に会うために中国へ帰郷し、昔の思い出を蘇らせていきます。これまでコミカルな役を演じてきた彼女にとって、このようにドラマチックな役を演じることはかなり挑戦的なことでしたが、自分も幼い頃から祖母に育てられた経験があり、その経験も重なり、映画の評価は米レビューサイトのRotten Tomatoesで類を見ない高評価を得て、オークワフィナの演技についても大絶賛されました。
