全身の引き締めに効果的なフローヨガのやり方を解説!ヴィンヤサヨガとの違いも

動きを止めることなく、流れるようにポーズをとっていく「フローヨガ」。有酸素運動の要素のあるフローヨガは、脂肪燃焼効果の高いヨガスタイルです。そこで今回は、フローヨガの特徴やヴィンヤサヨガとの違い、代表的なポーズのやり方を紹介します。

「流れ」を意味する“フロー”から分かる通り、止まることなく流れるようにポーズをとっていく「フローヨガ」。激しい動きはありませんが、運動量の多いヨガスタイルとして知られるフローヨガはエクササイズ感覚でトライする人も多くいます。

本記事ではフローヨガの特徴ややり方、ヴィンヤサヨガとの違いを解説します。動画を用いてフローヨガの代表的なポーズを解説しているので、さっそく試してみてくださいね!

  1. フローヨガとは
  2. フローヨガとヴィンヤサヨガの違いは?
  3. フローヨガの効果
  4. フローヨガのやり方
  5. フローヨガをやる時の注意点

フローヨガとは

「フローヨガ」とは、動きを止めることなく流れるようにポーズをとっていくヨガスタイルを指します。一般的にヨガにはゆったりしたイメージがありますが、フローヨガは一般的なヨガより積極的に体を動かすのである程度の体力が必要です。

終始体を動かし続けることから、有酸素運動の要素を持つフローヨガ。エアロビクスやジョギングのような激しい動きはありませんが、エクササイズ感覚でトライできます。お気に入りの音楽をBGMに選び、楽しみながら取り組みましょう。

フローヨガとヴィンヤサヨガの違いは?

フローヨガに似たヨガに「ヴィンヤサヨガ」があります。ヴィンヤサヨガも動きを止めずにポーズをとり続けるという点では、フローヨガと同じです。ただ、ヴィンヤサヨガにはシヴァ・レイ、ショーン・コーン、ジェイソン・クランデルといった有名な指導者がいますが、フローヨガにはそうした指導者は存在しません。また、ヴィンヤサヨガは世界的に広く知られているのに対し、フローヨガは近年つくられたヨガスタイルなのでそこまで浸透していません。

このように歴史に違いがあるフローヨガとヴィンヤサヨガ。とはいえ内容にこれといった違いはないので、ヨガスタジオでレッスンを受ける場合は好きな講師のクラスを選ぶといいでしょう。

フローヨガの効果

運動量が多く、1レッスンこなしただけで大量の汗をかくフローヨガ。ここからは、実際にフローヨガを行っている人の口コミをチェックしてみましょう!

痩せた

脂肪燃焼効果の高いフローヨガには、ダイエット効果があります。引き締まったボディラインに憧れている人は、ぜひフローヨガにチャレンジしてみましょう。

大量に汗をかく

運動量が多いフローヨガを行うと、大量の汗をかきます。そのため、むくみ解消やデトックス効果、美肌効果に期待できますよ!

ストレスが解消された

心地よく汗をかけるフローヨガには、ストレス解消効果があります。ストレス社会に生きる現代人にとって、フローヨガは必要不可欠なヨガスタイルといえます。

かなりキツイ・・・

脂肪燃焼やストレス解消に効果があるフローヨガですが、「キツイ・・・」「体がミシミシして痛くなる」といった口コミも多く見られます。運動不足を自覚している人によっては、少々辛いヨガスタイルかもしれませんね・・・。

フローヨガのやり方

ダウンドッグのポーズ

太陽礼拝にも取り入れられている「ダウンドッグのポーズ」は、肩こりの改善やストレス解消に効果が期待できます。集中力を高める効果もあるので、ぜひマスターしておきましょう。

【ダウンドッグのポーズのやり方】
1. 四つん這いになり、つま先を立てます。
2. お尻をかかとの方におろし、息を吐きながらお尻を天井に向けて高く持ち上げます。
3. そのまま5回ほど深い呼吸を繰り返しましょう。
4. ゆっくりと膝をマットにおろします。

三日月のポーズ

股関節の柔軟性を高めたり、ヒップアップを叶えたりする「三日月のポーズ」。ダウンドッグのポーズから続けて行うこともできるので、ダウンドッグのポーズとあわせてチェックしておきましょう。

【三日月のポーズのやり方】
1. 四つん這いになり、息を吸いながら右足を手と手の間に置きます。
2. 左脚を後ろに引き、膝と足の甲を床につけましょう。
3. 息を吸いながら、背中を引き上げます。
4. 両手を天井に向かって伸ばし、上半身を後ろへ反らします。
5. 30秒ほどキープしたら、元の状態に戻りましょう。
6. 左右の脚を入れ替えて、同様に行います。

女神のポーズ

内もものシェイプアップや脚のむくみ解消に効果がある「女神のポーズ(ウトカータコナーサナ/ゴッデスポーズ)」。フローヨガでよく出てくるポーズなので、正しいやり方を覚えておきましょう。

【女神のポーズのやり方】
1. 足を肩幅の2倍を目安に大きく開きます。
2. つま先を外側に向け、息を吐きながらゆっくりと腰をおろします。
3. 数回呼吸を繰り返し、息を吸いながら元の状態へ戻ります。

【20分】全身に効くフローヨガ

最後に、全身に効く20分間のフローヨガを行いましょう。バランスを取りにくいポーズもありますが、数回繰り返して行っているうちに慣れてきます。

フローヨガをやる時の注意点

動きの少ないヨガに慣れている人にとって、フローヨガは少々ハードに感じるかもしれません。ケガのリスクを抑えるためにも無理は禁物です。自宅で行う場合は、自身の体力や柔軟性を考慮して最適な難易度の動画を選びましょう。テンポが速いと感じたら、ヨガの基本であるハタヨガから始めてみることをおすすめします。

また、フローヨガでは呼吸に意識を向けることも忘れてはいけません。まずは1つのポーズにつき3呼吸から始め、慣れてきたら1つのポーズに1呼吸のペースにトライしてみましょう。

まとめ

適度に運動量があり、全身を引き締められるエクササイズを探している人に試してほしいフローヨガ。さまざまなポーズを流れるようにとっていくので、ヨガ中級~上級者におすすめのヨガスタイルといえます。ハードだと感じた場合は少しテンポを落としたり、呼吸の回数を増やしたりと工夫しながら取り組んでみましょう。

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