インターバルトレーニングの効果を上げるやり方!コツや注意点も解説

ダッシュと休憩(不完全休息)を繰り返し行う「インターバルトレーニング」。効果は高いもののキツく苦しい、アスリートやスポーツ中上級者が取り組むトレーニング方法です。そこで今回は、インターバルトレーニングの効果とやり方、注意点などを解説します。

陸上競技の中長距離において、スピードを保ちながら走り抜くために開発された「インターバルトレーニング」。小学生の頃から高校まで陸上競技を続けていた私は、何度もインターバルトレーニングに泣かされました・・・(笑)

本記事ではインターバルトレーニングの効果とやり方をはじめ、トレーニングメニュー例や注意点を解説します。

  1. インターバルトレーニングとは
  2. インターバルトレーニングの効果5つ
  3. インターバルトレーニングのやり方
  4. インターバルトレーニングの効果を上げるコツ
  5. インターバルトレーニングの注意点

インターバルトレーニングとは

インターバルトレーニングとは、ダッシュと休憩(不完全休息)を繰り返し行うトレーニング方法です。ダッシュは一定の距離または一定の時間で行われ、休憩中も低強度で運動し続けなければなりません。

インターバルトレーニングは陸上競技の中長距離において、スピードを保ちながら走り抜くために開発されました。現在は中上級者向けのトレーニングとして、さまざまなスポーツのトレーニングに導入されています。

インターバルトレーニングの効果5つ

アスリートやスポーツ中上級者が取り組むインターバルトレーニングには、主に5つの効果があります。この章では、インターバルトレーニングの主な効果を解説します。

①心肺機能の向上

インターバルトレーニングには、心肺機能を高める効果があります。心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を担っており、心肺機能が向上すると一度で多くの血液を全身に送れるようになります。その結果、持久力がアップして疲れにくくなるのです。

インターバルトレーニングは心機能や肺機能に大きな負荷を与えるトレーニング方法です。タイム向上やスポーツパフォーマンスの向上を狙い、効率よく心肺能力を鍛えましょう。

②最大酸素摂取量の増加

最大酸素摂取量とは、運動中に体へ取り込める酸素の最大値を指します。最大酸素摂取量の増加は心肺機能の向上と同様に、持久力がアップしてより速く、より長い距離を走れるようになります。

③乳酸に対する耐性

トレーニングをしていると、体に乳酸が溜まって思うように体を動かせなくなります。乳酸はエネルギーに再利用される物質であり、悪者ではありません。しかし、筋肉に大量に蓄積してしまうと、失速につながることから「疲労物質」と呼ばれることも・・・。

乳酸が発生すると、同時にミトコンドリアも発生します。このミトコンドリアには乳酸を除去する働きがあり、インターバルトレーニングには体内のミトコンドリア量を増やす効果があります。つまりインターバルトレーニングには、乳酸に対する耐性=耐乳酸性を高める効果があるということです。

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