20世紀の音楽史に欠かせないアーティスト「マーヴィン・ゲイ」の名曲20選
アメリカの音楽史に確実に名前の残るアーティスト「マーヴィン・ゲイ」の厳選曲20選を紹介。60年代から80年代のブラック・ミュージックの代表曲を是非ご堪能下さい。
ソウルのプリンスとよばれ、現代のアメリカの音楽にも大きな影響を与えたミュージシャン「マーヴィン・ゲイ」。
死後も彼の作品や活動は讃えられ続け、数々の楽曲は未だに多くのファンに愛聴されています。今回はそんなレジェンド・アーティスト「マーヴィン・ゲイ」の名曲20選を紹介します!
- マーヴィン・ゲイのプロフィール
- マーヴィン・ゲイの名曲20選
- Sexual Healing
- Ain’t No Mountain High Enough
- I Heard It Through The Grapevine
- What’s Going On
- Let’s Get It On
- Got To Give It Up
- Mercy Mercy Me (The Ecology)
- It Takes Two
- How Sweet It Is (To Be Loved By You)
- I Want You
- You’re All I Need To Get By
- Distant Lover
- Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)
- Just To Keep You Satisfied
- Trouble Man
- Come Live With Me Angel
- Come Get To This
- You Sure Love To Ball
- If I Should Die Tonight
- After The Dance
マーヴィン・ゲイのプロフィール
マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)は、本名マーヴィン・ペンツ・ゲイ・ジュニア(Marvin Pentz Gay Jr)。1939年4月2日生まれ(1984年4月1日没)。「ソウルのプリンス」と呼ばれるアメリカのシンガーです。
20世紀のアメリカの音楽界には欠かせない人物であり、時代の変化とともにR&Bやソウルの領域で広く活躍。
60年代にはモータウン・サウンドの形成と発展に大きく貢献し、「How Sweet It Is (To Be Loved By You)」、「I Heard It Through the Grapevine」などのヒット曲で有名です。
また、70年代に入るとアルバム『What’s Going On』では社会的な部分にスポットを当てた作品を発表。独自の路線を確立しつつ、ファンクやブラックスプロイテーション、ディスコなど幅広いジャンルの作品を生み出しました。
その後もクワイエット・ストームやネオ・ソウルなど、現代R&Bへ多大な影響を与える音楽をリリースし、80年代に入ると、アルバム『Midnight Love』ではグラミー賞を受賞。
しかし、1984年4月1日に父親と口論の末射殺されるという悲劇に見舞われます。死後には、「グラミー賞特別功労賞生涯業績賞」、「リズム・アンド・ブルース音楽の殿堂」、「ソングライターの殿堂」、「ロックンロールの殿堂」入りなど多くの称賛が彼に贈られています。
マーヴィン・ゲイの名曲20選
Sexual Healing
1982年リリース。アルバム『Midnight Love』に収録。モータウンから脱退後初めてのシングルとしてリリースされた曲です。マーヴィン・ゲイの絶対的な人気曲であり、名曲中の名曲と言える曲です。
Ain’t No Mountain High Enough
1967年リリース。歌手タミー・テレルとのデュエット曲で知られる一曲。元々は、ニコラス・アシュフォードとヴァレリー・シンプソンという二人の人物が1966年にモータウンの一部門である「タムラ・レーベル」のために作曲した曲です。またダイアナ・ロスがカヴァーしたことでも広く知られる一曲です。
I Heard It Through The Grapevine
1968年リリース。1966年にノーマン・ホイットフィールドとバレット・ストロングが書いたこの曲は、1967年の初めにマーヴィン・ゲイバージョンをリリース。アルバム『In the Groove』にも収録されました。この曲は、ソウルの名曲として高く評価されている一曲です、
What’s Going On
1971年リリース。マーヴィン・ゲイ自身がプロデュースし、警察官の暴行事件に着想を得て作曲された曲です。
Let’s Get It On
1973年リリース。アルバム『Let’s Get It On』に収録された、アルバムのタイトルトラックです。この曲は、マーヴィン・ゲイがモータウン在籍中最も成功したシングルと言われている、セクシャリティのある一曲です。
Got To Give It Up
1977年リリース。この曲はUSビルボードホット100チャートを始め3つのチャートで一位を獲得したディスコソングです。この曲はR&Bシンガーのアリーヤなどにカバーされました。
Mercy Mercy Me (The Ecology)
1971年リリース。アルバム『What’s Going On』に収録。環境に対する悲しみを表現したこの曲は、R&Bシングル・チャートで1位を獲得したミリオンセラーソングです。
It Takes Two
1966年リリース。モータウンのタムラ・レーベルのヒット曲で、歌手のキム・ウェストンとのコラボ曲です。また、イギリスでメジャーヒットとなった初のシングルでもあるそうです。
How Sweet It Is (To Be Loved By You)
1964年リリース。マーヴィン・ゲイの5thアルバム『How Sweet It Is to Be Loved by You』に収録。曲のタイトルは、俳優/コメディアンのジャッキー・グリースンのフレーズ「How Sweet It Is!」から着想を得たのだそうです。
I Want You
1976年リリース。アルバム『I Want You』に収録。この曲は当時の恋人であり、後に結婚するジャニス・ハンターへのロマンティックで官能的な内容が綴られている一曲です。
次ページでは「名曲20選」の後半戦をお送りします!