「アライブはキッズ時代に成長させてくれた大会。サポートしてくれている人たちに恩返しをしたい。」/【FINALIST INTERVIEW SHIGEKIX編】マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2022 FINAL
ダンス以外で挑戦していることはありますか?
趣味として好きなことは多くて、絵を描いたり、料理したり、色々なことに触れてみる、チャレンジしてみるということは常日頃からしています。料理は自分で生活するようになって、栄養管理をするようになり、必然的に必要になってくるな、というところから始めました。中途半端にやるよりも、のめり込んでやった方がいいというタイプなので、趣味のような感じで楽しんでいます。海外に行って現地の飲食店で、意外と日本で食べないなという料理を発見して作ってみたりしています。朝食を近くのカフェに食べにいくだけでも、日本と全然違うのが面白くて。バトルが近づいてくると体重やコンディションを整えていく必要があるので手の込んだ料理はできず、最近は質素な料理を作っています(笑)。
今までで一番熱くなったバトルを教えてください
B-BOYとしてはやはりRed Bull BC One World Finalです。3回ステージに立っていますが、何回立っても自分を奮い立たせてくれます。どのステージも印象深く、張り詰めた緊張感と心の中でメラメラ燃える気持ち、唯一無二のステージだなといつも感じます。
World Final出場は、1回目が出場可能になる15歳の時に呼んでいただいて、1票だけでもとりたい!という挑戦者の気持ちで出場しワクワクしていましたね。1勝どころか勝ち進んで準決勝までいく事ができ、良い経験ができました。その次が2020年、18歳で優勝した時です。コロナ禍で世界の雰囲気が落ち込んでいるタイミングだったので、自分がエネルギーを与えることができたらいいなと、色々な想いを持っていた大会でした。去年はディフェンディングとして出場させていただいて、2連覇という結果は残せませんでしたが、自分が対戦したバトルが最も注目された一戦として挙げられました。あの特別なステージでは、自分のいつもと違う一面を出せるなという印象があります。
アライブやオリンピックの先の大きな目標などはありますか?
自分が現役の間はわからないかもしれませんが、あの人がいたから日本のブレイキンがある、世界のブレイキンが動いた、と言われるような歴史的なダンサーの一人になれたら嬉しいなと思っています。現役のうちはやれるところまで全力でやりきって、将来のブレイクシーンダンスシーンにどれだけ繋がっていくかを目標にしながらやっていますね。

