【北九州市立の練習】創部24年!全ジャンルで日本一を獲得するストリート系ダンス部の元祖

そこから重心やニュアンスを変え、音楽のテンポやニュアンスを意識していくと、ヒップホップやハウスにも変化していく。

すべてのダンスは繋がっている!

そういう意識で、リズムトレーニングやジャンル練習に取り組んでいる点が、北九州市立高校の一番の強みであり、本来のストリートダンスの姿・捉え方である、とも言えるのだ。

また、北九州市立高校では、正確で強度の高い基礎トレ(筋トレ、アイソレ、ストレッチ)も伝統的に続けている。

ダンス部は、学校内でも一番筋トレしてるんじゃないですか

と緒方先生が話す通り、長年の指導から「ダンサーに必要なカラダ作り」を研究し、練習メニューにしっかり取り込んでいるのだ。

ダンスと音を楽しむ「フリー練習」

また、ダンス本来の「音に乗る感覚」「フリーで踊る感覚」を養うための練習も同校の特徴だ。

いきなり全身を使うのではなく、最初は「右足だけ」とか「左手だけ」などの制約を設けることで、逆に取り組みやすさや自由度を得ている。

そんな緒方先生の指導と伝統がベースとなっているが、練習ではあくまで生徒が自主性と持ち、日々メニューも進化させているという。

この日は大会直前ということもあり、2チーム(アニメーションとビバップ)が作品の仕上げに取り組んでいた。

それぞれ、リーダーが中心となり、表情や各部のニュアンス、大技などを確認。

高校ダンス部らしい、ユニゾンの正確性や創作性にこだわりすぎることなく、あくまで純粋にストリートダンスを楽しみ、その魅力と奥深さを伝えてくれる同校の作品と、それを生み出す日々の練習。

練習の最後には、3年生への壮行会が開かれ、愛と情熱で繋がる同校のムードと伝統が窺えた。



ぜひ動画でその練習メニューと、部のナチュラルなムードを味わってほしい!

また、主要メンバーによる座談会では「基礎へのこだわり」や「初心者部員のがんばり」、そして「授業中のダンス部あるある」などもワイワイ語ってくれた。こちらもぜひ!

★ダンス部情報満載のYouTubeチャンネル『ダンスク!TV』

高校ダンス部専門フリーマガジン&ウェブ『ダンスク!』のチャンネル。独自番組、高校訪問ワークショップ動画、トレーニング動画、ダンス部紹介動画など更新中!

関連記事