ダンサーKotoriは「今」を生きる〜Dリーグ退団を決意した想いとは?
ここにも、Kotoriの「今を大事にする」メンタリティが発揮されているのだろう。
リーグでの結果や作品のクオリティを追い求めてすぎて、「この時」をおろそかにするのではなく、充実した「今」の地続きにこそ、より良い未来が待っている。
まだ起きてもいない未来を想像して不安になるのではなく、もちろん変えられない過去に引きずられるのでもなく、集中すべきは「今」、自分の力で変えられるのは「今」だけなのだ。
自分のために、なりたい自分になるために
「次の2021年のシーズン後半で徐々にチームがまとまり始めて、2022年ではガッチリって感じ、2023年はレギュラーシーズンで優勝できました! FISHさんやTAKUMIががんばってくれたし、3年も一緒にいるからだんだんと家族みたいになってくる。やっぱりチームワーク、コミュニケーションが一番大事なのがわかりました」
https://youtu.be/1FxyAus-1tY
▲Kotoriが一番思いれのあるLegitでの作品は、2023シーズンFINAL MATCHでのもの。悔しさが残る一番最初の作品のオマージュでもあった。
3度のシーズンの中でKotori自身もダンサーとしても大きく成長した。元々はHIPHOPだが、POPをメインにするチームでは、積極的にスキルシェアをし、ダンサーとしての幅を広げた。自己流だが、WAACKダンスもそのルックスと相まって武器になり始めた。
また、「Dリーグでかわいいダンサーランキング」では1位に選ばれるなど人気も上昇し、SNSのフォロワーも増加。その影響力をチームの発信のためにと、ダンスだけでないところでの自分の動き方を意識していた。
「振り付け作品はお客さんやメンバーのために踊っている意識が強いのですが、フリーで踊る時は完全に自分のために踊っている感じです。ダンスは音楽を感じて踊るのが根本だから、人の目を気にせずに自分が踊りたいままに踊ることが一番自分らしいダンスなんだと思います。昔は、バトルに勝ちたすぎる時期もあって、その時は自分らしいダンスだったか?というと、ちょっと違ったかもしれません。やっぱり、ありのままに踊っているダンスが心を動かすし、結局バトルにも勝つんですよね」
元々はアンダーグラウンドシーンの出身であるKotori。Dリーガーとして、インフルエンサーとして、大手アパレルからもオファーを受けるモデルとして活躍を広げながら、自らの内部の変化に気づいていく。
