ダンス新時代 〜職業「プロダンサー」として生きる〜 KADOKAWA DREAMS「Daichi」
Dリーグの過去シーズンで一番記憶に残っているものと、その時の想いを教えてください。
21-22のROUND.10、大怪我が重なってそれを乗り越えて出場した日が印象に残っています。ラウンドの前日に足を故障してしまい、ROUND当日に病院に行って会場に行って、リハーサルを終えたらまた病院に行って松葉杖をついて会場入りしました。膝に水が溜まっていたため、それを抜いて、痛み止めをして出場しました。
yamattchiが代わりに出場する話が進んでいたのですが、振りを揃える作品で固めと呼ばれる仕上げをかなり頑張った作品だったため「自分が出ないと」と思い、痛くないと嘘をついて無理やり出ました。KEITAさんも(嘘をついていることは)わかっていたと思います。
自分の怪我だけでなくチームリーダーのRyoちゃんにも本番前に肩が外れるというトラブルが起きてしまいました。D.LEAGUE運営の方にも心配していただき、出場か棄権かという話が出るくらいの状態でした。たまたま笑顔道さんの中に整体で脱臼に対応できる方がいらっしゃって、治していただきました。肩を戻しても泣くくらい痛みが止まらない様子でした。それくらい怪我してでも出る、命懸けでやっている想いでした。映像を見返していただくと包帯姿も見えると思います。
そこからバックアップメンバーの大切さを考え、全員が踊れるようにするなど、チーム全体のトラブルに対する意識がより高まったと思います。
自分のダンススタイルのこだわりや強みと思っている部分を教えてください。
自分がダンスに惹かれた大きな理由の一つがブラックカルチャーがあったことです。その歴史を知った上で、そのルーツを守りつつも、誰とも被らないようにしたい。誰かに似てると言われたくない。自分を作りたい。というこだわりがあります。
今自分が得意とするのはアフリカンダンスやダンスホール、アフロダンスと呼ばれるスタイルです。D.LEAGUEはダンスホールやアフロダンスを主軸にしているダンサーが少なく、日本全体で見ても男性でやってるダンサーがほとんどいないと思います。プラス、全ジャンル踊れる。そこが自分の個性や強みかなと思っています。
踊り始めたきっかけは、momoca renri先生にアフリカンなスタイルを教えていただいたことだと思います。オールドスクールであるロックダンスを学び、その一つ前にあるアフリカンを教えていただいた時、HIPHOPやロックダンスの中にもアフリカンの要素がエッセンスとして散りばめられていることに気づき、独自に探求するようになりました。SNSでニュースタイルと呼ばれるアフリカンのスタイルが流れてくるので、そういった動画などから独学で研究しています。

