第一生命 D.LEAGUE 23-24 ROUND.14!レギュラーシーズン決着!CS残り2枠、そしてランキング2位はどのチームが掴んだのか!?MVDはBBOY SHOSEI!

王者KADOKAWA DREAMSは逆境で輝く。2位に返り咲いた昨年覇者の底力。

aRBの結果によりDYM MESSENGERSと共に決勝進出が決まったKDだが、Valuence INFINITIESとのラストマッチも手をぬくことはなかった。

「CSに行けるかわからない瀬戸際のところで、ありのままのKADOKAWAで壁を乗り越えるHIPHOPを用意しました。勝てば進出、負ければ後はない0−100という勝負に燃え、自分たちらしい勝負ができました」とMINAMIは語る。

複雑に変化する楽曲に合わせ高濃度の振り付けと、アクロバットやソロなどしっかり得点を取る構成を盛り込み、個々人にフォーカスを当てながらも、クイックも抜きでの遊びも巧みに取り入れたフォーメーションはしっかり揃えていくKADOKAWA HIPHOPを見せる。

対するValuence INFINITIESはレギュラーシーズンの大トリを務めるパフォーマンスとなるため、「Dリーグさいこう、みんなありがとう」というメッセージを書いたTシャツで登場。「フロムストリート」と言うテーマで、トリッキーに自分たちのやりたいことを詰め込んだエンターテイメントなパフォーマンス。

リディム調のリリックに合わせ、今シーズンの課題としてあげていたタイトなHIPHOPのルーティーンもしっかりと揃えあげ、ソロやデュオでのスキルの高さ、構成の定石をわざとスルーし笑いをとり、MAKOのキャラクターを生かしたリフト、SEIYAの得意なスローアンドクイックモーションのルーティーンもしっかり決めていく。やりたい遊びを全て詰め込んだことで逆に高い完成度の作品になった良い例と言えるかもしれない。

ジャッジは4-2でKDが勝利。「絶対スウィープという気持ちで戦った。結果が出なかったのでCSは全試合スウィープという気持ちで挑みたい。」とDaichiは語る。

ポイントが加算され、KDはCSランキングで2位に浮上、トーナメントのシード権を獲得した。逆境があるからこそ、それを乗り越えた先に夢がある。レギュラーシーズン、首位を独走したLegitという高い壁にどう対抗するのか。

Daichiは「前シーズンチャンピオンという大きなプライドをかけた戦いになる。今のままでは勝てないと感じている。メンバーと共有してしっかりと詰めていきたい。」と更なるパワーアップを誓い、来たるCSへむけて全てのチームが動き出す。

レギュラーシーズン最終ラウンドを終え、多くの熱いダンスと熱いドラマを見せてくれたDリーガー達に感謝すると共に、熾烈なCSでどんな熱闘が展開されるのか、期待が止まらない。

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