素人がダンサーに聞いてみた結果w 〜イベント出演とチケットノルマ〜
今回のコラムでは、日ごろ私がストリートダンス界について疑問に思っていることを、ダンサーの方に質問します。テーマは「イベント出演とチケットノルマ」です。
ダンサーは「自分のファンになってもらおう」という意識が、すこぶる他の業界と比べて低いです。
そもそも「ダンスでマネタイズして生活しよう!」「一攫千金を狙おう!」「成り上がろう!」って思ってないからでしょうね。
でもこれからは、エンターテイメント全てがこのファン力によってのみ形成されていくのではないかと思います。
音楽もダンスもそれ以外も、結局自分の発信するコンテンツや魅力で、どれだけ多くの方魅了させ、ファンになってもらいその対価をいただくか。その対価で生きていくのが、どんなジャンルにも共通で言えるアーティストなのでは、と思います。
質疑を終えて
以前から疑問だったストリートダンス界のチケットノルマ事情について、そしてそこからダンサーの価値感についても少し理解を深めることができました。
印象的だったのは、「ファンになってもらおうという意識がすこぶる他の業界と比べて弱い」ということ。これは私自身もストリートダンスを見ていて感じたことがあります。
イベント出演後のダンサーがよくSNSで「出演者の皆さん、関係者のみなさん、ありがとうございました」とお礼を発信しているのを見かけます。
しかし、他のパフォーミング分野で見られがちな観客への感謝の言葉、「ご来場のみなさん、ありがとうございました」「見てくれたみなさん、ありがとうございました」などが無い場合をしばしば見かけます。
業界によって習慣はさまざまですし、私も感謝されるためにダンスを見ているわけではないので、それ自体を悪いと思ったわけではありませんが、ダンスを見始めた当初、他のジャンルと比べて不思議な点だと思いました。
「どうしてこういう習慣なんだろう?」と一人でもんもんと考えた結果「このジャンルでは『自分にファンが存在する』という概念が無いのでは?」という仮説に至りました。あくまで仮説です。
「他人のダンスにあまり興味が無くなってきている」という話は怖いですね。
極論ですがこの現象が進むと、ステージに立つ人は、どんどんむなしくなるんじゃないでしょうか。
だって、他人のダンスに興味が無いのであれば、自分のダンスを見てくれている他人も、本心では自分のダンスに興味を持ってくれていないということになりますから。
それでダンサーの方のモチベーションが下がり、いいダンスが見られなくなってしまっては残念なことです。
ダンサーが他人のダンスに興味が無くなってきているのなら、その分ダンサーじゃない人間がもっとダンスに興味を示すこと。
非ダンサーとして、ダンスのためにできることの1つなのかなと思いました。

