TAISUKE & ISSEIの初対談が実現!世界のトップを走る二人の想いとは?

数々の世界大会で実績を残す日本を代表するB-BOY TAISUKEとISSEI。 間違いなく日本を代表するB-BOY二人にスペシャルインタビューを敢行。

R16、Red Bull Bc Oneなど数々の世界大会で実績を残す日本を代表するB-BOY TAISUKEとISSEI。
この二人、実績、影響力をみても間違いなく日本を代表するB-BOYといえるだろう。
そんな彼らの共通点は、TEAM G-SHOCKとして個人的にダンサーとしてG-SHOCKからスポンサードされているということ。
TEAM G-SHOCKとはSURF、SKATE BOARD、BMXなど数々のトップアスリート達をサポートしており、そのDANCEのカテゴリーの中にこの二人が名を連ねているのだ。
今回、Dewsではそんな二人にスペシャルインタビューを敢行。ISSEI編、TAISUKE編、対談編の本企画。いよいよ第三弾は、DANCE@LIVEでの二年連続決勝バトルも記憶に新しいTAISUKEとISSEIが初対談が実現!

STAFF
本日はよろしくお願いします!お二人の対談は初みたいですね。ありがとうございます!
では、早速ですが、お二人が、今の日本のBBOYシーンに感じることなどをお教えください。

TAISUKE & ISSEI
よろしくお願いします。

ISSEI
九州に住んでいますが、九州は東京に比べると全体的に盛り上がってはいないですね。東京に比べたら、バトルも少ないし、クルーも少ないですし。

TAISUKE
九州はそうだと思う(笑)。早くに離れたけど、俺も九州だからよくわかる。

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今は、東北地区のレベルが高いと言われてきてますよ。東北は1人でもクルーでも活動が盛んですね。いちBBOYとして活動してて、それが東京に迫ってきているイメージ。

東北のシーンとしてはすごく良くなってる。東京は東京で相変わらずの盛上りで、大阪はキッズは盛り上がってるけど、上の世代がちょっと下がってきてるのかな。と、全国的にみたら感じます。
九州はいきなりBBOYがいなくなった、という感じですかね。

ISSEI
たしかに。いきなりいなくなりました。最近は本当に減りました。

TAISUKE
ISSEIとか九州男児が頑張ってるからすごくいいけど、nine stats bboyzとかは、”九州”という名前をつけているので、それなりの責任をもって活動して欲しいとは思います(笑)。今20代後半~30歳あたりが黄金世代だと思う。大阪も東京も東北も。そこの世代がぐいぐい結果残して、それに影響されて下の世代が活躍して伸びる。その流れが今の九州にはないのかなと。だから、ISSEIもそれを感じてるんじゃないかな。

ISSEI
確かにそれはありますね。素晴らしい先輩方は多いのですが、シーンの盛上りとしては足りないと思います。僕らの世代でも活躍すると、上下関係なく、いろんな世代の人達に影響があると嬉しいですね。僕は、北海道には良く招待などされていきますが、北海道のシーンはどうでしょうかね?

TAISUKE
北海道は九州と似てるかも。

ISSEI
確かに。似てますね!

TAISUKE
似てるけど、まだ北海道のほうが行動力があると思う。行動してた、という世代が上の人達に多い。北海道をでて外で活躍して、色々と経験してた人が多いと思うし、高めてから、北海道に戻ってきて、活動してる。という感じですかね。

ISSEI
なるほど。北海道って、キッズのBBOYが多いですよね。めっちゃ頑張って欲しいですね!

TAISUKE
あと、沖縄と似た匂いもありますね。沖縄もでてきてないですね。色々経験した上で戻ったBBOYは多いし、非常にレベルが高いけど、趣味として活動をしてて”戦う”というよりは”好きで踊る”というイメージがある。そこまで戦いに対してストイックな感じのBBOYではなくなってきているのかな。沖縄のほうが閉鎖的なのかもしれない。

札幌から出るのはちょっと遠いのかなと思ったりもしますが、東北にイベントが多いから、札幌東北間とかは結構いきやすいのかなと。そこはやっぱり行動力だと思います。

ISSEI
そうですね。福岡東京間と札幌東京間は同じ感じですね(笑)。いろんなBBOYが活動的になってきて、増えたら嬉しいですね。

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もっと、いまの活動範囲より外に出てきたほうがいいと思います。僕、結構色々挑戦してきたので感じますけど、経験値もすごく増えます。本当に。日本のBBOYが行き来してたりすると、シーン全体的に盛り上がると思います。日本の各地には、すごい良い踊りをする人も多いから、もっと動くことで、活躍もできるし、結果も残していけると思います。盛り上がっていたシーンなのに、下がっていってしまうのは、動いてないのも影響あるのかなと感じます。

日本には本当に良いシーンがたくさんあるだけに、もったいない、と感じちゃいます。Youtubeなどで映像を見るだけどかは無くしたほうがいいですね。直接観る、ということだけでも全然違います。

TAISUKE
“出る”という意味は自分で見つけるべきだと思う。シーンのことを考えたら、全体的なことになってしまうけど、そこでは無く、自分自身の社会勉強だと思って欲しい。外にでることで、色々触れあうこともできるし、学ぶ事もたくさんある。俺は小さい頃から出てきている人間だからこそ、悪い部分や良い部分も、広く見れた。色々観れたからこそ、ダンスが本当にやりたい。とも思えました。

色々な経験をしないと気づけない”本当にダンスやりたい”という気持ちを持つ、人が増えればもっとかわると思います。ダンスを本当につづけていくのか、それって本当に色々外にでていかないと経験できないし感じていけない部分だと思います。自分を知るためにも出てきたほうがいいです。

STAFF
交流も含め、色々と経験できることは底なしですね。そういったことを感じながらもお二人は常にいろいろな方と踊り合っているかと思いますが、お二人がお互いに感じてることなどありますか?

ISSEI
TAISUKEさんは活躍されているので、よく見てます(笑)。DANCE@LIVE 国技館での決勝の舞台で2回負けているので、活躍しているのを普通にみると悔しいですね。でも、TAISUKEさんがバトルに出てて負けてたらそれはそれで悔しいです(笑)。TAISUKEさんのバトルを見る時は、勝ってくれ!って、思いながら見てます(笑)。僕のモチベーションも上がるので、もっともっと、これから活躍し続けて欲しいですね!

TAISUKE
俺は、逆に見ないですね(笑)。見ないことは、逆に良さでもあると思います。ISSEIは意識してそう思ってくれていますが、俺は自分を抜いて欲しいと思ってます。同じ九州で、Good Foot CrewのJUNとかもいますが、どんどん抜いていって欲しいです。

でも、抜いた所で、その先に何もない状況は作りたくないですね。活躍のその先に、レールをひいてあげないといけないし、そいつらが全力を出せる場所、全力で活躍して、思う存分に踊り続けて生活が出来るような、環境を創ることが、今の自分のやることだと思ってます。だから、逆に今のまま頑張って欲しいです。

後輩で活躍する人がいることはいいことだと思います。いないと、今の自分を残して、下の世代が空くので、どんどん活躍はし続けてほしいです。自分は、彼らの道を作れるということができるので、やりがいがあります。先輩から言われると圧になるけど、後輩から言われたらやるしかないな!となります(笑)。

ISSEI
頑張ります(笑)。

TAISUKE
あと、動画を見ないというのは、その場で感じたい。という思いからですね。相手が自分に対して出してきた踊りをその場で感じたいから見ない。「そういうの持ってたの?」というサプライズも欲しいし(笑)。その方が楽しいですから。

ISSEI
確かに、生で見たほうが感動しますね。その場でしか無い感動ですね。

STAFF
その場、その時にしかない体験ですね。これもひとつの経験ですね。
それにしても全く動画は見ないのですか? 例えば自分の動画などはどうですか?

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