「DANCE@LIVE 2016 JAPAN FINAL」の見どころを様々な視点からご紹介! 第九弾はDANCE@LIVE KIDS & RIZEのMCを担当するIMAGINE

TwiggzさんやKTR(当時はTwin twiggz)が、クランプという特殊なジャンルでもHIPHOPやFREESTYLEで戦えることを証明しました。後に続くクランパー達はその特有の戦闘的なアティチュードで、時にピースフルになりがちな場の空気を「バトル」に立ち返らせてくれます。FREESTYLEではWAPPER。分かりやすい音ハメで客を沸かすのではなく「ただただ音楽にノってカッコよく踊る」という他とは一線を画したスタイルで無類の強さをみせ、多くのダンサーの意識を変えました。そして、日本のキッズダンス界に@LIVEが与えた影響も計り知れません。

初期は大阪のSTUDIO MYSTERが、IBUKI、YUMEKIを筆頭にモンスター級のキッズを次々と排出。
彼女達と戦うことで、全国各地のキッズダンサー達のレベルも飛躍的に上昇。今ではどんな曲でもどんなジャンルでも踊りこなせてしまうスーパーキッズが当たり前のように存在します。そしてIBUKIとYUMEKIの活躍により、WAACKという女性ならではの強みを生かしたスタイルの人口も増加しました。ダンサーのみならず、DJも。世のFREESTYLEバトルの急激な増加にともない、長く@LIVEでDJを担当するHIROKINGの選曲やプレイスタイル、バトル中のみならずイベント全体のサウンドもトータルでオーガナイズする彼の姿勢は、多くの若手に影響を与えました。上に挙げた例はほんの一部で、まさに@LIVEが近年の日本ダンスシーンの流れを変えてきたと言っても過言ではないわけです。

今年、新たな流れを生み出す可能性のあるダンサー達
そして今年のFINALにも、新たなムーブメントを巻き起こす可能性のあるダンサーが達が多く存在します。過去のFINAL、そして今年の予選を経験してきた上で、ここに注目してほしい、という点をジャンルごとに紹介します。

HIPHOP:最新のスタイルなだけに、新しいスターも次々に生まれるのがこのジャンル。福岡から初のFINALIST入りを決めたEMIに要注目。体は小さいながらも、いざ音に乗った瞬間に溢れ出るVIBESで一瞬にして観客を釘付けにする。予選と違って国技館という広い会場でどこまでそのエナジーが届くのかが見てみてほしいところ。

HOUSE:繊細なニュアンスとフィーリングがモノを言うだけに、全ジャンルにおいて常に経験豊富なベテランが健在なのがこのジャンル。そこにMIYUという10代が殴り込みをかける構図で、今年こそついに世代交代は起こるのかが見もの。フランス出身のMAMSONにも要注目。

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