【新企画】ヒップホップショッキング:第一弾「太華(たいか)」編
ダンスの世界とは切っても切れない関係にあるHIP HOPという文化。この企画は日本のHIP HOPにまつわる音楽シーンや、ストリートカルチャーに関わる様々な人物にとって「HIP HOP」とは何か?独断と偏見を交え、持論を語って頂くコーナーである。往年のお昼の番組の如く、そのバトンを「こいつはHIP HOPだぜ」と思う人物に繋いで行き、伝播させていく。
実は6月28日にフリースタイルダンジョンで俺のライブが流れんねん。それと7月3日に俺が新しく編み出した「AsONE(アズワン)」ていうタッグマッチのシステムみたいな感じなんやけど、それもジブさんから電話がかかってきて「太華がやってることが一番楽しいからそれ(そのルールで)テレビでやらせてくれないか」って。人の上げ方が上手いねん(笑)んで、わかりましたって言って軽く紆余曲折あったけどもそれをやることになって…そんでジブさんも頑張ってくれたっていうところがあって、凄い好きになった。この人こんな人だったんやって。個人的に20年越しに毒が抜けるっていう。
と言うと…前に何かあったんですか(笑)?以前はどのような感じだったのでしょうか…?
いや、俺も分からへんねん、知り合ったのが最近やから。でも同い年やし、ギラギラしてる感じの人なんかなって思ってたら、めっちゃ良い意味でゆるいねん(笑)。こんなノリの人やったらめっちゃ好きやわと思って。それで、俺の考えたシステムを使ったモンスターズウォーっていう特番があってAbema TVで流れる(7月3日放送)んやけど、ダンサーの人に知ってもらいたいし、ダンサーに教えてもらいたいことも山ほどあるんよ。はむつん(現TRIQSTAR)のだーよしとか、ひとりでできるもん、エグスプロージョンとかと昔八丈島に旅行に行ってんけど、普段はホンマにアホやけどあいつらボディーミュージシャンやと思うし、ライブショーケースに関してだけは随所に、こいつらホンマに天才やなって思う所が全員にあったから、楽しくてしゃーなかった。何気なく遊びながらダンスの動き入れたりしてるの見て、多分自分等的にはしょうもないことしてんねんけど、俺からしたら「あいつらめっちゃやばい」ってなってた。
ダンスに関しては少年チャンプルっていうメジャーな物があったが故にめちゃくちゃに賛否両論だったやん。でも「否定」っていうのはそんなに真に受けたらあかんねんな、俺らみたいな職業って特に。どんなことも賛否両論は当然あって然るべしなんやけど、俺らはこだわって貫ぬかなあかんことがあるから。
HIP HOPは口にいろんなもの入れた奴が勝ちな気がする。
日本のHIP HOPの文脈ってなんやろうな。それこそダンジョンの司会席の横にいとうせいこうさんがいて。この人が日本で1番最初にラップした人で、ネットでは色々言われたりしてんねんけど、あの人番組とかでマイク握らせたらグルーヴさせんねん、全然声でかいし張るし。ジブさんとかも自分のショーでビートに乗ってオーラ出してるあの感じとか出来上がってる瞬間とか、凄いなこの人って。バチギメやねん。とはいえカラーリングも多種多様で、やってる方向はどうあれ、「いや、でもダサいやんけ」って言うやつは絶対いるし…。でもやっぱりHIP HOPは口にいろんなもの入れた奴が勝ちな気がする。「(どんな文化の物も)え、全部食えるっす」みたいなそういう奴が得してる気がする。

