Dews新コンテンツスタート!TAKUYA(SYMBOL-ISM)がダンサーの内側に鋭く切り込む「Dewspeak」

TAKUYA:
ダンサーがビジネスとして大きな対価を得る成功例の一つとして芸能界や若干飽和状態とも見えるレッスンや発表会振付をこなしまくるなどなど、、そもそものストリートダンスから離れれば離れるほど稼げるとも言える気がして。勿論それらにはニーズがあってダンスの間口も広げてくれる役割もあり重要な事だとも思うが。ただ自分はストリートダンスそのものの魅力をなるべく薄めずに大きくしていく事、そして対価を得ることにも興味があって。

例えばダンス以外で言うとスケーターのシーンとかは今面白いなって。スケーターって例えばアイドルになって歌をリリースはまあできないし、教えることも、多分近所の人や仲間に教えるぐらい。スケボーの発表会なんて一般的にはあまり聞かないし。現状ダンサーはレッスンとかある意味クリエイティブと逆に進んでその結果まあまあ稼げるビジネスが出来てしまっていて。
結果ダンサーと違ってそういう稼ぎ方ができないスケーターは、よりcoolになることに集中できているのかなと、そしてcoolなことで対価を得ることまで進んだカルチャーなのかなと。

テクニックの追及は勿論の事、こういうデザイン好きだとか、あのロケーションで滑るとcoolでとか、そういうことに集中した結果、それが発展して行って。スケボー自体でお金が回ってるのかわからないけど、スケボー関連でスニーカーをナイキと共同で作りますとか、アディダスと一緒にやりますとか、スポンサーそこからつきますとかなってて。今ではUKのスケーターとかは音楽レーベル立ち上げてその音でスケボービデオ作ってその音がめっちゃ売れててとかもあったり。とにかくもうcoolなことにしか興味がありません!ていう人がすごいスケーターって多い気がする。

まあこれは極端な話だけど、そういうカルチャーならではの美学から生まれるモノをブラッシュアップしてビジネスとして成立している人とかそういう事に挑もうとしているダンサーとかには勿論興味があります。

プロダンサーとは

Dews編集部:
TAKUYAさんはプロダンサーという存在についてはどう考えているのですか?

TAKUYA:
勿論プロのストリートダンサーというならばレッスンも他ビジネスもせずストリートダンスだけで対価を貰う事が理想だよね。ただそういう人が今はゼロに等しい現状。

例えば大きな対価を得ているという事をプロの一つと仮定するなら芸能界とかで活動しているダンサー達とかはそうなるのかもしれない。しかしそれをストリートダンスのプロというのか難しいよね。なので本当の意味でのプロストリートダンサーとしてだけで大きな対価を得ている人は今のところいなそう。とにかく最もコアなダンスの部分がお金にならないのが今も昔も変わらない実情。

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