Red Bull BC ONEの感動裏話。WING ZERO x SHUVAN × ISSEI インタビュー [後編]
日本人初の快挙達成。ブレイクダンス世界大会「Red Bull BC One World Final 2016」優勝者Isseiにスペシャルインタビュー!
その時のSHUVANの感想はどうでしたか?
SHUVAN:
これは感想言うまでもなく、もう本当にすごいです。愛弟子が世界一になった先生って言うのも日本で初めてだと思うんですよね。そう思うと感動とか喜ぶとかいう感情ではなくて、なんですかね…言い表せないですよね。
言ってみればISSEIが今回のBC ONEにかけていたのも知っていましたし、すごく苦労している時期もすごい知っているしですね。本当にやったなっていう。すごいの上の本当にすごいのやってくれたなって。
インタビュワー:
この時はいたんですか。
SHUVAN:
東京でとある場所で馬車馬のように働いて。はい。素晴らしい経験をさせて頂いてました。
インタビュワー:
ISSEIが優勝した瞬間、WING ZEROが同じくらい映り込んでましたよね。
WING ZERO:
はい、映り込みました(笑)。
インタビュワー:
一番近くで見ていてどうでしたか?
WING ZERO:
感動しましたね。やっぱり。ISSEIがっていうのもありますけど、自分のチームメイトだし、いつもバカしたり遊んだりしている友達でもあるので、そういうやつが目の前で自分の限界を超えて闘っていって、自分の流れを自分で掴んだ瞬間を見れたっていうのはほんと感動しましたね。
ISSEI:
WINGさんが一番に(ステージに)きてくれて俺も嬉しかったです。
WING ZERO:
そう、優勝ってなった瞬間に最初に行くのがチームメイト以外だったら寒いな!って思ったのもあったんで、絶対に行くって決めてました(笑)とりあえずリングサイドでクラウチングスタートしてましたよ、本当に。
ジャッジが、一人目ISSEI、二人目Hong10、三人目ISSEI、で次に行ってやる!って思ってたんですが、四人目Hong10… ってなった瞬間はまじこけましたからね。ドリフみたいに下でこけて、テレレレッテレっていうのやってて。次にISSEIになった瞬間、きたー!と思って速攻ダッシュして。
ISSEI:
WINGさん泣いてたんですよ。俺も泣きそうでしたよ、WINGさん見て。
WING ZERO:
やっぱなんだろう?その前のFREESTYLE SESSIONでアメリカに行って一緒に優勝してた流れもあったんで。その時はISSEIが泣いてたんですよ。俺はあんま実感がなさ過ぎて、ISSEIがそこで泣いてるのを見て、おー!と思って、もらい泣きしそうになりましたけど。今回はその逆でしたね。
WING ZERO:
実際は人の優勝、そっちの方が実感があるというか、人がやってるとこ見た方が自分がやっていた時よりも実感があって、素直に喜べるんだな。
SHUVAN:
俺は東京の仕事場でクラウチングスタートしたよね、決まった瞬間。
インタビュワー:
(笑)。そんなクラウチングスタートの直後、ISSEIからも報告があったと聞きましたが、その時SHUVANのリアクションはどうでしたか?
ISSEI:
終わって電話したんですよ、ホテルで。で、やったなって言ってましたね。とりあえずやったなって言ってて。
SHUVAN:
多分、ISSEIが優勝するって、他の人たちは思っていなかったのかも。って思ってましたから。
ISSEI:
もうやってやった感しかないすよ…もう。
SHUVAN:
地ですごいよ。
WING ZERO:
それは思った。
インタビュワー:
伝説ついでに、スニーカー(ナイキ コルテッツ)も当日おろしたと聞いたけど。あのコルテッツ、確かBC ONEの前日に発売したスニーカーでしたよね?
ISSEI:
はははは。もうコルテッツは結構持っていて履き慣れてるスニーカーなんすよね。当日に新品履いたのは、逆にフレッシュな感じで行こうと思って。いい意味でゲンをかつげたかもしれないす。うん、結果出てよかったです(笑)
今後の目標
インタビュワー:
じゃあ最後に。STUDIO MJやFOUND NATIONとして次の目標はなんですか?
SHUVAN:
FOUND NATIONのを聞きたいな、STUDIO MJとしては。
WING ZERO:
FOUND NATIONの目標はとりあえずは、続けていくこと。はは。
ISSEI:
そして、基地作り。
WING ZERO:
だから、場所とか、さっき言ったような進化の流れで、例えば、そのうちのチームのひとつになれればいいなと思っています。
インタビュワー:
もう大会に勝つとかではないんですか?
WING ZERO:
それはBBOYとして当たり前の事としてやっていく、勝ち続けるっていう。
ISSEI:
名前がずっと一線に残ってればいいですよね。
WING ZERO:
残していく為にどうしたらいいかってことを考えて。
インタビュワー:
では、MJとしてはどうですか?
SHUVAN:
MJはダンススタジオなんで、育成、底上げする場所なんですね。