【ヨガ初心者必見!】ハタヨガの効果とやり方を紹介!特徴や歴史も

すべてのヨガの根底に流れている「ハタヨガ」。ヨガにはさまざまな流派がありますが、それらはすべてハタヨガから派生した流派です。つまりハタヨガは、ヨガの基本を押さえたい人に最適な流派といえるでしょう。本記事ではハタヨガの歴史や特徴、やり方を詳しく解説します。

ヨガにはさまざまな流派がありますが、基本のポーズと呼吸法を身につけたいならハタヨガは外せません。すべてのヨガの基本ともいえるハタヨガは運動量も難易度もヨガ初心者向きなので、老若男女問わず親しみやすいヨガといえます。

ということで今回はハタヨガの歴史や特徴をはじめ、口コミからみる効果やハタヨガのやり方まで詳しく解説します。

  1. ハタヨガとは
  2. ハタヨガの効果
  3. ハタヨガのやり方

ハタヨガとは

「ハタヨガ」はアーサナと呼吸法に重きを置き、精神面のバランスを整えることを目的としたヨガの流派です。ハタヨガの語源はサンスクリット語の「ハ(ha)=太陽」「タ(tha)=月」「ヨガ(=結ぶ)」からきており、対として存在するものを結び付け、調和させるという意味をもちます。現代に受け継がれている数々のヨガの流派は、このハタヨガが根底に流れています。今からヨガを始めようと思っている人は、ヨガの基本といえるハタヨガから習得していくのがおすすめです。

歴史

ヨガの歴史が始まったのは、今から約4,500年前のこと。その頃のヨガは「坐法」や「瞑想」がメインでしたが、ただ座って心を無にするのは相当難しく、一般人に馴染みにくいものでした。そこで考案されたのがアーサナと呼吸法を組み合わせたハタヨガです。現代のハタヨガはアーサナと呼吸法がメインのエクササイズとして親しまれていますが、古代のハタヨガではそれに加えてお経(マントラ)を唱えていたようです。

ハタヨガの起源は諸説ありますが、10~13世紀頃に誕生したのではないかと考えられています。今のところヒンドゥー教の聖者であるゴーラクシャ・ナータによって広められたという説が有力ですが、インドの密教徒たちが始めたのではないかという説もあります。

ハタヨガが誕生する以前、古代のヨギーにとって肉体は不浄なものであると考えられていました。そのため魂を清めるためにヨガを行っていたようですが、徐々に“肉体は聖なる魂が宿る神殿”と考えられるようになります。つまりハタヨガは、聖なる魂を宿す肉体を大切にするという思想のもとに生まれた、近代的なヨガといえるでしょう。

こうしたハタヨガの思想や伝統を受け継ぎ、さまざまなヨガの流派が誕生します。アシュタンガヨガやパワーヨガ、アイアンガーヨガなどの流派は、ハタヨガから派生したヨガです。

特徴

ハタヨガの特徴は、アーサナと呼吸法に重点を置いていることです。ねじる・伸ばす・曲げるなど、日常では行わないような動きを用いたポーズをとりながら、鼻から吸って鼻から吐く腹式呼吸を行います。

ハタヨガの効果

ヨガ初心者はもちろん、ヨガの基本を大切にしたい人におすすめのハタヨガ。ここからは、実際にハタヨガを行っている人の口コミをチェックしていきますね!

ストレスが解消された

ハタヨガクラスに参加するとイライラした気持ちが浄化され、ストレスを解消できたという嬉しい口コミを見つけました!

体がポカポカする

じんわりとストレッチしていくハタヨガは、体を芯から温めてくれます。

1週間で-1.5kg痩せた

1週間で-1.5kgのダイエットに成功した人の口コミを発見!ハタヨガがよいデトックス作用をもたらしてくれたようですね。

創造性が豊かになった

ハタヨガで心身ともにリラックスできたからか、創造性が豊かになったという人もいます。創造性を育みたい人や、新しいアイデアが思い浮かばず悩んでいる人は、ハタヨガで精神面のバランスを整えてみてもいいかもしれませんね!

ハタヨガのやり方

三角のポーズ(ウティタ・トリコナーサナ)

ウエストの引き締め、便秘の改善、集中力アップ、気持ちの安定に効果がある「三角のポーズ」。ハタヨガの体表的なポーズなので、この機会に覚えておきましょう。  

1. 左右のかかとが一直線上になるように、大きく脚を開く。
2. 右足のつま先を正面に、左足のつま先を90°左に向け、両腕を肩の高さに伸ばす。
3. 息を吐きながら、上半身を左側に倒す。
4. 手を上下に伸ばし、視線を手の先へ向ける。
5. 反対側も同様に行う。

ポイント

上体が前傾にならないように気を付けましょう。慣れないうちは、背中を壁につけて行ってもOKです。

半分の魚の王のポーズ(アルダ・マツエンドラーサナ)

自律神経のバランスを整える効果が期待できる座位のねじりポーズ「半分の魚の王のポーズ」をご紹介します。

1. 足を揃えて伸ばし、左足を右足にかける。
2. 右足を曲げ、かかとを左のお尻に近づける。(難しければ右足は伸ばしたままでOK)
3. 左手をお尻の後ろに添えて、右肘を左膝の外側にかける。
4. 息を吸いながら腰を立て、背中を伸ばす。
5. 息を吐きながら、上半身を左にねじっていく。
6. 反対側も同様に行う。

ポイント

呼吸を深めながら、徐々に上半身をねじっていきましょう。

コブラのポーズ(ブジャンガーサナ)

呼吸を深め、首・肩・腰のこりを解消してくれる「コブラのポーズ」。胸を開くことでリフレッシュ効果を得られます。

1. うつ伏せの状態になり、両手の平を胸の横につける。
2. 脇を締め、肩を腰の方向へおろすイメージ。
3. 息を吸いながら、胸を床から離す。

ポイント

腕の力で体を起こすのではなく、腹筋と背筋を使って体を起こして支えるようにします。肩をすくめたり、顎を上げたりしないように注意しましょう。

ハタヨガ入門クラス(26分のフルレッスン)

最後に、ハタヨガ入門クラスのレッスン動画をご紹介します。体が硬い人でも挑戦しやすいアーサナばかりなので、さっそくハタヨガを体験してみましょう!

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