ダンス部員の未来のカタチ(前編) 〜ダンス部の経験をSTEPにして夢の職業をつかめ!

「同期の10人が本当に仲が良くて、役割分担というよりも何でも全員で共有していました。先生との連絡も10人で聞いたり、振り付けも全員でやってましたね」

と語るのは平野優花さん。同志社香里はメンバー全員で振り付けをすることで有名だが、2013年ダンスタ優勝作品ではユニークな振り付けが評価された。

「ダンスもきちんと見せつつ、面白いアイディアが良い形になった作品で、それで3連覇できたことが思い出深いです」

同志社では中学から大学まで最大10年を共にする仲間ができる。さらに同じ部活となれば、家族よりも一緒に過ごす時間が長くなる。

お互いの成長を感じながら、かけがえのない仲間となり、大きな目標を懸命に目指し、卒業しても一生付き合える友人になるという。

「㆒度は中学生の頃にモメるんですよ(笑)。個性的な部員が多くて、いろんなことでモメる。でも顧問の先生の指導で、ダンス部では徹底的に話し合うことにしていました。しっかりわかり合えないと部活動はしないという方針です。私自身も仲間とブツかりましたけど、その中で性格も丸くなったし、相手のことを第一に考えるようになれたと思います」

同志社香里の生徒には自由なタイプが多いが、何より他人を思いやる気持ちが強いという。

それはその後についたCAの仕事もでも存分に活かされている。

「ダンス部では特に〝気づく能力〞が身についたと思います。機内でも、お客さんの要望や様子にいち早く気づくことが大事ですからね」

華やかな国際線CAに憧れるダンス部出身者は多いが、その道はやはり難関で、相応の傾向と対策が必要だという。

「同じCAでも、どの航空会社かによって求められる人材が変わってくるんです。私の入った外資のエアアジアXは、面接で私が踊ったら〝ヒュ〜!〞って盛り上がってくれるような会社だったので、ダンスの経験がすごく役に立ちました!」

今はコロナのため便が稼働しておらず、自宅待機の日々が続いているという。

早く復職して大空へ飛び立ち、さまざまな国の人たちと「繋がる」日々を心待ちにする。

「面接だけでなく、ダンスができたおかげでいろんな人と繋がれました。例えば、海外でも音楽が鳴っているところでちょっと踊ったら〝イエ〜イ!〞って人と繋がれたり。会話がなくても繋がれるのがダンス。私をここまで連れてきてくれたと思います!」

プロフィール●大阪府出身、同志社香里高校ではダンススタジアム3連覇を達成。同志社大学に進学し、2019年エアアジアXに就職。マレーシア勤務ののちにコロナのため帰国し、語学力を高めながら復職待機中。
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