ピラティスに向いている人は?特徴や続けるためのコツを紹介
自宅でも取り組めることから、ちまたで流行しているピラティス。ピラティスといえば芸能人やアスリートなどが取り組んでいるイメージがありますが、果たしてどのような人に向いているエクササイズなのでしょうか?そこで今回は、ピラティスに向いていると向いていない人の特徴をご紹介します。
「最近ピラティスが流行っていて自分も始めたいけれど、どんな人が向いているのだろう?」という疑問を抱いている方必見!本記事では、ピラティスに向いている人と向いていない人の特徴をご紹介します。
あわせてピラティスが続かない人へのアドバイスや、ピラティス初心者や体が硬い人が始めやすいピラティスのポーズも紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
ピラティスとは
ピラティスとは、ドイツの従軍看護師ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が開発したエクササイズメソッドです。インナーマッスルや肩甲骨周りの筋肉に意識を向けて運動することで、リハビリやケガの防止、ボディラインの維持などに効果を発揮します。
そんなピラティスには、大きく「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があります。マットピラティスはヨガマットの上で行うピラティスを指し、マシンピラティスはリフォーマーやキャデラックのような専用マシンを用いて行うピラティスのことです。
ピラティスの歴史
1920年代、ピラティスは第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発されました。音楽に合わせてリズミカルに動いたり、回数や量をこなしたりする運動ではなく、傷を負った兵士たちでもこなせるエクササイズ・呼吸法・リラクゼーションを組み合わせたピラティスは、その後多くのバレエダンサーやアスリート、俳優たちの間でも話題になっていきます。
ちなみに、ピラティス氏は自身のメソッドを「コントロロジー」と名付けて、単なるエクササイズとは異なる「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」と呼んでいました。
ピラティスの効果
元々はリハビリのために開発されたピラティスですが、現在はボディラインが変わるスペシャルメソッドとして世界中で支持されています。そんなピラティスには、大きく5つの効果があります。
①基礎代謝の向上
②体の歪みを整える
③リフレッシュ効果
④ケガ予防
⑤冷え性改善
なかでも体の歪みを整える効果は大きく、ピラティスによって体の歪みが整うことで肩こりや腰痛が緩和されるケースも少なくありません。また、体の歪みはボディラインの崩れにもつながるので、美ボディを保つためにもピラティスで体の歪みを整えたいものです。
ピラティスとヨガの違い
独特のポーズや動きから、ピラティスはヨガと同じようなものだと思われがちです。それもそのはず、ピラティスはインド発祥のヨガを参考にして体系化されたエクササイズメソッドであるため、ピラティスとヨガが似ている部分が多いのは当たり前なのです。
とはいえ、ピラティスとヨガは似て非なるエクササイズメソッドであり、「起源や発祥」「目的」「呼吸法」に違いがあります。具体的には、ピラティスがケガの完治や予防を目指すことを目的として誕生したメソッドであるのに対し、ヨガは悟りを学ぶことを目指して誕生しました。
また、ピラティスとヨガでは呼吸法も異なり、ヨガが腹式呼吸をメインに行うのに対し、ピラティスは胸式呼吸をメインに行います。
より簡単に違いを説明するなら、ヨガはゆったりとした静的な動きが多く、ピラティスはより動的な動きが多い印象です。
ピラティスに向いている人の特徴
ボディラインを整えたい人
体の歪みを整える効果のあるピラティスは、ボディラインを整えたい人にぴったりです。また、ピラティスには基礎代謝アップの効果も期待できるので、痩せ体質を目指している方にもおすすめです。
インナーマッスルを鍛えたい人
ピラティスはインナーマッスルを強化するエクササイズメソッドであり、体幹が重要なバレエダンサーやアスリートも日々のトレーニングに取り入れています。見た目は筋肉ムキムキにならずに筋肉量をアップでき、ダイエット効果にも期待できます。
運動不足や筋力不足を解消したい人
動的な動きが多いピラティスは、運動不足や筋力不足を解消したい人におすすめです。初心者向けのクラスであれば十分レッスンについていけるので、気軽にチャレンジしてみましょう!
ピラティスに向いていない人の特徴
短期間でダイエットしたい人
ピラティスは短期間で体重を落としたい人には向いていません。ピラティスの消費エネルギーはそれほど大きくなく、最低でも3ヶ月以上レッスンを続けなければダイエット効果を実感することはできないでしょう。
ヨガと混同している人
先ほど説明した通り、ピラティスとヨガは似て非なるエクササイズメソッドであるため、ピラティスの特徴を理解しないままレッスンを受けるのはおすすめできません。とくにリラックス効果を求めている人は、ヨガと同じようなものだろうと思い込んでピラティスのレッスンを受けると、運動量の多さに驚いてしまうことも。
リラックス効果を得たい人や、自分とじっくり向き合う時間を確保したい方は、ピラティスよりもヨガの方が向いているかもしれません。
ピラティスが続かない人へのアドバイス
自分に合ったレッスンを受講する
ピラティスは意外にも運動量が多く、運動不足気味の人にとってはキツイと感じることもあるでしょう。そのため長くピラティスを続けるために、自分に合ったレベルのレッスンを選ぶことが重要です。
ピラティススタジオの多くは、初心者向けクラスや運動量の少ないクラスを用意しています。また、以下のようなクラス分けをしているスタジオもあるので、あらかじめどんな形のレッスンを受けたいか考えておくのがおすすめです。
マット or マシン
ピラティスにはマットピラティスとマシンピラティスがあり、ピラティススタジオの中にはどちらか一方のみに対応したスタジオもあるので注意が必要です。
マットピラティスとマシンピラティスは効果の面では大きな違いはありませんが、ピラティス初心者やリハビリ目的の人にはマシンが動きを補助してくれるマシンピラティスが最適でしょう。
個人 or グループ
一口にピラティスといっても、ピラティスレッスンにはマンツーマン指導のパーソナルレッスンと、団体で行うグループレッスンの2種類があります。
人目が気になる人や的確なアドバイスを求めている人にはパーソナルレッスンが向いており、仲間と励まし合ったり、他の人の動きも参考にしたい人はグループレッスンが向いています。
無理なく続けられるペースを決める
「今日から毎日ピラティスをするぞ!」と決めても、日頃からエクササイズやストレッチをする習慣がない人にとってはハードルが高く、すぐに挫折してしまうかもしれません。そのため「週に1回」「休日だけ」など、無理なく続けられるペースを設定するのがおすすめです。
目標を立てる
ピラティスに限らず、何事も目標があった方が頑張れるという人も多いのではないでしょうか?そんな人は「3ヶ月後に-〇kg」「〇月〇日の同窓会でこのドレスを着る」など、努力すれば実現できそうな目標を立ててみましょう。
次のページでは、ピラティス初心者や体が硬い人が始めやすいピラティスのポーズをご紹介します!