ダンス部「表現」の時代へ〜帝塚山、樟蔭、日大明誠、関西大倉
関西大倉高校
平凡だったダンス部が、若手顧問の指導により生まれ変わる。2021年ダンスタ初出場で、スモール特別賞、2022年ビッグ準優勝と好成績が続く。ダンス部全体を次のフェーズへ牽引する存在に。
(2022年ダンススタジアム決勝BIG CLASSより)
日本大学明誠高校
若手のOBコーチによる、ニュースタイル系の音感表現を用いた空気感作り、斬新なフォーメーションや共感の持てるJ-POP使いで、現代の高校生らしい表現を突き詰めている。ストリートを経た「新時代の創作群舞」とも言えるか?(2023年ハイダン東日本vol.3 LARGE 部門より)
>>YouTube動画「日大明誠の練習」
同じく、若いチカラと言えば、ダンス部を卒業したOG/OBがそのまま振付師やコーチとして部を支えるパターンも最近では増えている。部のことを理解しながら、歳の近い部員の輪に入り、新しいスタイルや感覚を作品に注入していく。その意味で個人的には、OBコーチによる最近の作品が突出している日大明誠高校に注目している。
彼らの選曲や群舞、フォーメーションなどのコンビネーションが、淡い青春感や儚い疾走感などの「表現」を生み出す。その演舞直後の観客の惚けたような余韻や興奮に、彼らの表現力の高さや独自性が顕れているのだ。
表現系でもストリート系でも、新しい表現を担うのはこれからの若者。それは間違いないし、そうでないといけないだろう。
明日の練習から、次の作品から、自分たちが何を「表現」するのか——。青春のダンスの時間は思ったよりも少ない。
みんなで考えていこう。
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