トリッキングとは?パルクールとの違いは?代表的な技名や始め方などの入門書!

バク転やツイストなど、アクロバットの動きを組み合わせたエクストリームスポーツ「トリッキング」。パルクールとよく似たイメージがありますが、どのような違いがあるのでしょうか?そこで今回は、トリッキングの特徴からパルクールとの違い、ダンサーが習得したい技までたっぷりご紹介します。

回転技や足技を連続して行うトリッキングは、アクション映画やショーでも注目されているエクストリームスポーツです。ダンサーが取り入れたいエンターテインメント要素の強い技も複数あるので、この記事で紹介する代表的な技や初心者向けトリッキング教室を参考にしてみてください。

  1. トリッキングとは?
  2. トリッキングとパルクールの違い
  3. ダンサーも使える!?トリッキングの代表的な技5選
    1. マカコ
    2. バックドンキー
    3. ゲイナー
    4. コークスクリュー
    5. ウェブスター
  4. 関東近郊の初心者向けトリッキング教室/スクール
    1. PTvillage PARK
    2. テラのアクロバット・体操教室
    3. アクロバットジム ホワイト
    4. つばさ基地
    5. MISSION PARKOUR PARK
  5. まとめ

トリッキングとは?


トリッキングとは、バク転やツイストをはじめとするアクロバットの動きを組み合わせたエクストリームスポーツです。ダンスや体操、武術の動きなども取り入れられており、エンターテインメント要素とスポーツ要素を兼ね備えた新たなジャンルとして注目されています。

そんなトリッキングは、1990年代に流行したマーシャルアーツを起源として誕生しました。SNSを通じて世界各国に広まったトリッキングは日本でも話題になり、2011年には日本初となる大会「All Japan Tricking Battle(AJTB)」が開催され、最近では世界大会に出場して輝かしい成績を収める日本人も増えてきています。

トリッキングとパルクールの違い

トリッキングと混同されがちなジャンルのひとつに、トリッキングと同じくアクロバットの動きを組み合わせたパルクールがあります。パルクールはビルの上を駆け回ったり、走るように壁を登ったりするエクストリームスポーツであり、トリッキングとは技や着地のやり方が異なります。

具体的には、トリッキングは着地の際に床に手をつくと減点されますが、パルクールでは手をついても構いません。また、トリッキングの競技人口は世界中で3万人といわれていますが、パルクールは10万人を超えているといわれています。

なお、日本国内に限定して競技人口を比較すると、トリッキングが1,500~2,000人程度、パルクールは1,000人程度といわれていますが、正確な調査結果は出ていないのが現状です。

ちなみに、トリッキングとパルクールではジャッジの判断基準にも違いがあり、トリッキングが技の難易度・完成度・オリジナリティを総合的に判断するのに対し、パルクールは流動性やスピードについても評価対象となります。

ダンサーも使える!?トリッキングの代表的な技5選

マカコ

マカコとは、手をついてからバク転する回転技です。トリッキングでも用いられますが、ダンスシーンでも頻繁に見かける技の一つとなります。

まずはしゃがんだ状態から手をついて、その場でジャンプする練習からスタートしましょう。

バックドンキー

バックドンキーとは、バク転を途中で止めるような技を指します。跳ね起きがベースになっており、ブリッジを潰すようなイメージを持つと恐怖心が和らぐでしょう。

ゲイナー

ゲイナーとは、片足で行うバク宙のことです。トリッキングを代表する技の一つで、「バク宙ができなくてもゲイナーならできる」という方もいるのだとか。

コークスクリュー

コークスクリューとは、体をひねりながらジャンプする技を指します。踏み込んだ足を軸にして、もう一方の足を大きく蹴り上げてひねりをかけることがポイントです。

ウェブスター

ウェブスターとは、片足踏切で行う前宙です。腰を軸とし、低い位置から踏み切ることがポイントとなります。この動画では練習方法や上達具合が紹介されているので、ウェブスターをマスターする際の参考にしてみてください。

次のページでは、関東近郊の初心者向けトリッキング教室をご紹介します!

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