【ダンサー × ミズノ社員】会社員でありながらROCK STEADY CREWとして活躍するBBOY 2ucci
STAFF
良くなったように見えるってことですね。
2ucci
良くなったっていうか、違う見方が増えたというイメージですね。
同じダンスを見てても、ダンスシーンとみるか、カルチャーシーンとみるか、いい意味で見え方が違うし、得られるものも違う。
そしてどちらも、社会的な価値がある。
ただ、新しい見方が増える分、さっきのサイファーとか、元々のコミュニケーションカルチャーという本質的な良さも上手く残して伝えなきゃいけません。極端に言ったら、ただ競い合うだけのロボットみたいなダンサーばかりになってしまうのは違うと思います。
そして、まだまだ閉鎖的な感じはしていて、さっき言ったように、「ダンス流行ってるよね」「うちの息子もやってます」というようななんとなく知ってる人がダンスバトルを見たときに、どっちが勝ったのか何がすごいのかわからない部分は残っていますよね。
STAFF
そうですね。
2ucci
それが故に、まだプレーヤー中心みたいな所があって、もしかしてそこで色んな方法で分かりやすい何かを作り上げれれば、もっと広がる、そうなると見る人はもっと楽しい。社会人的にみるとそういうふうなイメージですね。
STAFF
スポーツとかビジネスの方で考えると、もっと勝敗とかわかりやすい方が応援もしやすいということでしょうね。
2ucci
スポーツ=勝敗、だけではありませんが、完全にわかりやすい勝敗システムを作ることが世界を広げる一つの方法なのかもしれない。けど、BBOYだったらヒップホップカルチャー、ワックだったらワック、ジャズだったらジャズとそれぞれのバッググラウンドカルチャーを理解していれば、もっと楽しめる人がいるかもしれないとも思うんです。
もしかしたら今の学校教育の中で、カルチャーとしてのバッググランドを教えてあげた方が、将来的には理解して見る人が増えるかもしれない。
何かを伝えたいことがあって踊ってるっていうことを知ってる人がいたら「あぁ、あの人たち伝えようとしてやってる」って視点で楽しんだり、何かを感じる人がいるだろうし。美術に似たイメージですよね。
また、舞台とかになるとステージ作品として完成されているので観やすいですしね。
STAFF
そっちの方が観やすいですよね。
2ucci
そうですね。スターみたいなBBOY、BGIRLがちょっとずつ増えてきて、世界が広がっているような感じはありつつも、若い子が何年か続けていったときに、その先どうなるか自分的には気になります。
やめてほしくないなとか、せっかくやったんだったら、そこから何を吸収していってくれるのか、そういうのを考えるとBBOYってやっぱり自分らしさとかがすごく重要だなって思っています。
